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「反逆のメロディー」 [映画]

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〔1970年/日本〕


ヤクザの淡野組が解散し、
構成員だった哲(原田芳雄)は、別の街に赴いた。
その街は、立花組が牛耳っているはずで、
組長・立花は哲の腹違いの弟だ。


ところが、立花はムショに入っており、
その隙に、乗り込んできた
矢東会が幅を利かせていた。


哲は、立花組を再建するべく、
偶然知り合ったゲバ作(佐藤蛾次郎)と共に
矢東組に挑戦する。


そんな中、淡野が街にやって来る。
淡野は、関東の暴力団を次々解散させていたが、
そこには彼の策略があり・・・。





原田芳雄が、
全編ジーンズ姿で、
ジープを運転している事から、
何か軽いノリのヒッピーみたいな話かと思ったけれど、
まぁ、基本は結構なヤクザ物。


ただ、
昔ながらの任侠でなく、
極道とビジネスとか結びつけた話という点で、
当時としては新しかったのかもしれない。


ネットの噂によると、
原田さんは、
出演交渉された時、
ヤクザヤクザした格好は拒否し、
ジーンズなら、という条件を出したのだそうだ。


初主演作で、
そのような条件を出すなど、
すごい度胸だと思うけど、
映画の中の彼は、確かに凄い。
ヤクザが構えた拳銃の銃口を、
素手で押さえる場面にはビックリした。


その状態で、引き金を引かれたら、
大怪我する、と思ったけど、
原田さんの気迫に、
相手はそれができない。


その原田さんと、
いつしか意気投合するのが地井武男さん。
地井さんは、初登場シーンで、
花を抱えて葬儀に行く。
地井さんと花って、
一見、合わない取り合わせだけど、
それが中々絵になり、決まっていた。


まぁ、私の一番の目的は、
ずっとブームが続いている沖雅也さんを見る事だったけど、
彼の登場シーンは短く、残念。
若く、可愛かったけど。


評価 ★★★☆☆

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