「サザエさんの新婚家庭(スイートホーム)」 [映画]
〔1959年/日本〕
念願叶い、やっとマスオさん(小泉博)と
結婚したサザエさん。
住む家が見つかるまで、
礒野家の二階で暮らす事にしたが、
これが大きな間違いで。
新婚だというのに、
中々2人きりになれなくて、
ストレスがたまるばかりの彼ら。
さらに、舟が入院してしまい、
サザエさんは、
てんてこ舞い。
そんな中、サザエさんは、
マスオさんが美しい女性と一緒に歩いている所を
目撃してしまい・・・。
シリーズ6作目。
サザエさんとマスオさんの新婚生活が
描かれるわけだけれど、
マスオさんがあまりに可哀想で、
観ていられなかった。
2人は、礒野家に間借りしているおかげで、
すぐに二階にカツオやワカメが上がってくる。
内緒でお菓子を食べようにも、
それも見つけられる。
さらに、
マスオさんがサザエのために買ってくれたテレビは、
近所の人が集まって来て、
大勢で観ている始末。
サザエは、自分の家だからいいけど、
マスオさんは辛そうだ。
やっと結婚できたのだから、
もっとイチャイチャしたいだろうに。
大体、この、サザエという人は、
断るという事が出来ないのであろうか。
マスオさんが一緒に出掛けようと誘っても、
「でもぉ、カツオとワカメが付いてくるからぁ」って。
「今日は2人で出掛けるのだから、あなたたちは連れていけない」と
ピシッと言えばいいではないか。
波平と舟にしても、
もっとマスオさんに気を遣って、
カツオとワカメに注意すればいいのに。
そんなこんなで、
温厚なマスオさんが、
段々不機嫌になる。
当然の事であろう。
なんでこんなコメディを
イライラしながら観ているんだ、私は(笑)。
多分、こういう展開は、
性に合わないのだろう。
ラストは、社宅が当たって、
2人は引っ越してゆく。
なんだかホッとする。
評価 ★★★☆☆