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「はいからさんが通る」 [映画]

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〔1987年/日本〕


大正七年。
じゃじゃ馬娘・花村紅緒(南野陽子)は、
伊集院伯爵家へ、行儀見習いに行かされるが、
実は、伊集院家の一人息子で軍人の忍(阿部寛)とは
許婚なのだと知らされ、驚く。


早速、奥女中の如月(野際陽子)から、
家事全般を厳しく仕込まれるが、失敗ばかり。


それを見て笑う忍に、
最初は反発を覚えた紅緒だったが、
彼の優しさに惹かれ、恋に落ちる。
また、この縁談に乗り気でなかった忍の父(丹波哲郎)も、
紅緒の闊達な様子に、
彼女を可愛がるようになる。


ところが、ある事件がきっかけで、
忍は小倉の部隊に左遷、
また、そこからシベリアの戦地に送られてしまう・・・。





先日、コメント欄で、
「映画、『はいからさんが通る』の阿部寛の大根っぷりは、
見る価値がある」と教えていただき、
そう聞かされたら、我慢できるはずもなく(笑)、
すぐにDVDを借りて、観てみた。


確かに阿部さんは大根だった。
映画デビューという事もあるし、
なまじ背が高いので、
余計にそう感じるというのもあるだろう。


そして、私は思った。
阿部さんも阿部さんだが、
南野陽子も、それに輪をかけた大根っぷりじゃないか、と(笑)。


つまりこの映画は大根対決!(笑)
男性モデルと、女性アイドルを主演に、
バブルの絶頂期に、金に飽かせて作った映画!


脇を固めるのは、
野際陽子さんに、タンバリンに、河原崎長一郎さんに、
風見章子さんに、千石規子さんに、と、
超ベテラン勢。
若い2人が、周囲の皆様に支えられ、
やっとここまで・・・
・・・って、結婚式のスピーチかよ(笑)。


映画は、まぁ、
南野陽子の元気な感じが上手く引き出されて、
下手なりに好感が持てる。
アイドル映画なら、こんなものだろう。


阿部さんも、現在のご活躍の基礎に
この作品があると思うと、
無駄な事はないのだと思わせてくれる。


評価 ★★★☆☆

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