「VR ミッション：25」

〔2016年/イギリス〕


近未来。
ニューヨークの高層ビルに、
男性6人、女性2人が集められる。


彼らは、オンラインゲームの
高得点保持者で、
最新型バーチャルリアリティーゲームの
参加者として招待されたのだ。


専用のヘルメットとスーツを身に付け、
ゲームが始まる。
ヘルメットのシールドを通すと、
世界は戦場に変わり、
敵の兵士が現れる。


ところが、
仮想の銃で撃たれたはずが、
体は激痛で動けなくなり、
死に至る者が出てくる。
このゲーム、何かがおかしい・・・。





試写会で観た。


最近テレビで、
バーチャルリアリティー用のゴーグルをつけて
仮想現実を体験したタレントが
大騒ぎするという番組を見たばかりだけれど、
この映画は、
それがもっと凄くなった版といった感じ。


例えば、
肉眼で見る窓の外の世界は、
いつもの風景なのだけれど、
装着したヘルメットのシールドを通すと、
怖ろしいような戦場がそこに見える、といった具合に。


登場人物たちは時々、
シールドを上げたり下げたりして、
これはバーチャルなのだと
確認する。
それって、サングラスをかけた時、
世の中は本当はこんな色じゃないんだと
時々、確認しないといられない気持ちと
ちょっと似ている。


今の技術は、
この映画ほどには進んでいないんだろうけど、
あと少ししたら、
こういったゲームが出てきても
不思議じゃないんだろうなぁ。


もしもこのゲームに私が招待されたら、
どうするだろう。
ちょっと体験してみたい気もするけど、
もちろんこの映画のように
痛いのは絶対に嫌。
途中で降りられないのも嫌。
何かの陰謀があるのは、もっと嫌（笑）。


それに、こんなものに慣れていない私が、
急にこんなバーチャルな世界を体験したら、
きっと脳がついていけない。
1ヶ月くらい不眠に悩まされそう（笑）。


評価　★★★☆☆