「アンナチュラル」

〔2015年/アメリカ〕


アラスカのある企業で、
遺伝子を操作され、
狂暴になった北極熊が職員を食い殺す。
一人生き残った女性職員は
なんとか逃げ出す。


そんな事件はつゆ知らず、
カメラマンのマーティンは、
モデル2人を連れ、
アラスカに撮影旅行にやって来る。


凍った湖の上で撮影をしていると、
モデルの1人が、
突然何か巨大な生き物に水中へと引きずり込まれる。
呆然とする一行。


ロッジへ逃げ込んだ彼らの話を聞いた、
オーナーは、
外に飛び出してゆくが・・・。





ここ数日観てきたクマ映画は、
全て黒クマさんが主人公だったけど、
今回は初めての白クマさんよ♪♪♪


純白の白クマさんが、どんな風に暴れるのかしら、
風情が変わって楽しめそう・・・
と思ったけど、
なんだこれ？
白クマさんのお姿は殆ど見えないまま、
映画は終わった。


着ぐるみだか、CGだかは分からないけれど、
作り手に余程の自信がないのか、
クマは、木の隙間から映るだけ。
全体が出てきた時は、
画面が暗くて、何も見えやしない。


これじゃ詐欺でしょ。
人が食われる場面も少ない。
駆け付けた時は殺されてた、みたいな
場面ばっかり。
せっかくの白銀の世界なんだから、
もっとちゃんと作れば、
真っ赤な血と内臓が雪景色に映えるというのに、
勿体ないなぁ。


それに、遺伝子操作のエピソードなんて、
この際必要ないと思う。
普通の野生の白クマで十分。


クマに襲われるシーンより、
モデルたちが酷寒の地で、
極小ビキニを着て、
なぜか、頭だけ毛皮の帽子被って、
写真撮影する場面が一番興味深かったというのは
どうなんでしょう（笑）。
（ジャケット写真参照のこと）


評価　★★★☆☆