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「グリズリー・パーク」 [映画]

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〔2008年/アメリカ〕


カリフォルニアの広大な自然公園「グリズリー・パーク」。
ここに、凶悪な殺人鬼がやって来る。


一方、
同じくこの場所に、
万引き、売春、ガス吸引など、
軽犯罪で捕まった若者8人が、
ゴミ拾いの奉仕活動の為、集められる。


引率者は中年男性のボブ隊員(グレン・モーシャワー)一人。
ボブ隊員は8人に注意事項を伝えるが、
誰も身を入れて聞いちゃいない。


ゴミ拾いが始まるが、
2人の男女が、
密かにグループを離れ、
別の道を歩き出した。
こちらの方が近道だ、と。
すると・・・。





洋画クマ物3本目だが、
その中では、これが一番王道のアニマルパニックホラー。


他の2本は、
登場人物を極力少なくして、
熊より、人間関係重視の面白いものだったが、
こちらは、人数多けりゃいい系(笑)。


けれど馬鹿にしてはいけない。
現在大スターと呼ばれるハリウッド俳優の
初めての映画出演は、
B級のホラーというのが、めっちゃ多いではないか。
この中から、未来のスターが生まれる可能性がないわけではない。
その時は、
「私はこのスターの映画をデビュー1作目から観ている」と
自慢するつもり(笑)。


お話は、想像通り。
グリズリーが出ると言われる自然公園に、
8人のワルぶったティーンが放たれれば、
どうなるかは分かり切っている(笑)。


彼らは最初からやる気なし。
女の子の一人は、
サンダルを履いている。
あんた、熊に遭遇する前に、
足先を蛇に噛まれるよ、と言いたくなる軽装(笑)。


そんな女の子たちを、
男の子たちがギラギラと見ているわけだけれど、
ラブシーンは無し。


最近は、洋画も邦画も、
意味のないエロシーンを入れない傾向にあると、
何かで読んだけれど、
その方がこちらもありがたい。
そういう物が見たければ、
今はいくらでも他の媒体あるし。
そんなものを描く時間があるなら、
熊の残虐場面を増やしてほしいってもんだ(笑)。


え?そうなるの?と思う場面もある。
最初の殺人鬼の扱いとか。
詳しくは書かないけれども。


それから、ラストのラストに
ちょっと捻りがある。
なるほど、そういう事か、と。


この映画のテーマ曲は、
あの、ノー天気な「森のくまさん」(笑)。
あのメロディを聞くと、
可愛い女の子がピクニックをしている絵しか浮かんでこない。
そのギャップに笑える。


評価 ★★★☆☆

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