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「マックス・スティール」 [映画]

maxsteel.jpg
〔2016年/アメリカ〕


幼い頃、父親が不可解な死を遂げて以来、
マックス(ベン・ウィンチェル)は、
母と2人、アメリカ中を転々としてきた。


父が死んだ街に戻って来た彼らは、
もうどこへも引っ越さず、
ここで落ち着こうと決める。


そんなある日、
マックスは、自分の体から、
とてつもないエネルギーが放出されている事に気付く。
その力は次第に大きくなり、
制御できないまでになる。


すると、そんなマックスの前に、
地球外生命体・スティールが出現。
マックスとスティールが一体化すると、
スーパーヒーローに変身できることが分かる・・・。





試写会で観た。


上映の前に、
アメコミを中心とした映画の評論家、
杉山なんとかさん?がゲストとして来られ、
トークショーをしてくださった。


そのお話は、とても面白く、
興味深く、
楽しめたのだけれど、
とにかく、目の前にいるトークしている男性の名前が
ハッキリしない。
もちろん、紹介された時も、
ご本人の口からも、
お名前は発せられたけれど、
聞き取れない。


で、このレビューを書くにあたり、
調べてみたところ、
「杉山すぴ豊」さんというお名前なのだと分かった。
そりゃあ、聞き取れないはずだ。
苗字と名前の間に「すぴ」が挟まるなんて、
誰が想像しよう(笑)。


人様のお名前を笑っては失礼だ。
分かってる、分かってるけど、


「すぴ」って何?(笑)


いや、きっと何か深い意味があるのだろう。
時間があるときに、調べてみよう。


小さなホールでの試写会だったので、
取材陣などもおらず、
すぴさんの、今回のトークショーの写真は、
私には見つけることができなかった。
ここに載せることができないのが残念だ。


で、この映画。


アメリカの玩具メーカー・マテルが売り出している
フィギュアという事で、
アメリカでは大人気、と、
一応、そういう事になっているらしいけど、


その割に扱いが小さいな(笑)。
オフィシャルページを見ると、
上映劇場は、
日本中でたったの9館。
これじゃ誰にも気付かれる前に終わってしまう。


「スパイダーマン」や、
「スーパーマン」や、
「アイアンマン」のようなヒットは無理だと
最初から、
やっつけな感じなのだろうか。


でも、分からないわ。
映画も映像も、何がきっかけで流行るかわからない。
PPAPのような事が起こらないとは言い切れない(笑)。


評価 ★★☆☆☆

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「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のジャパンプレミアへ [できごと]

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おぉぉぉぉぉ!
エディ・レッドメイン様だぜい!
生だぜ!!
本物だぜい!!!


という事で、
昨日、友人と、六本木で行われた、
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の
ジャパンプレミアに行ってきました。


まずは受付で入場パスを受け取ります。
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招待客は800人との事。
さすが「ハリー・ポッター」新シリーズ、
熱心なファンの方は、朝から来られて、
早い番号を取ったのでしょう。
私は会社を早退したけど、
その程度では甘すぎるようです(笑)。


時間が来て、会場に入ります。
まずは日本のタレントさんたちの登場。
いつもならもっと興奮するのだろうけれど、
気持ちは殆ど動かない。
早く、早く、エディに会いたい(笑)。


そして、少し待って
ハリウッド軍団の登場!
私たちはレッドカーペットより、
ステージに近い位置だったので、
エディのお姿は小さくしか見えなかったけど、
それでも興奮。
そのお姿は、モニターに大写しになるので、
そちらで確認。
同じ空気を吸っているだけで幸せ(笑)。

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そして、ご一行様がステージへ。


エディ、とにかく可愛い。
周囲の皆様も、
「カッコいい」というより、「可愛いー♪」という声の方が
多く聞かれる。

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エディの毛並みが良いのは有名な話で、
イギリスでも名門の家のお坊ちゃまとの事。
ウィリアム王子とは、学校の同級生で、
お友達なんだとか。
そう思って見ているせいか、
全ての物腰が優雅で、品良く見える。
先入観って怖い(笑)。

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イベントは当然、写真撮影OK。
どんどん撮ってネットに載せてほしいと
アナウンスされる。
もちろんこちらも、そのつもりで来ている。
しまいっぱなしのデジカメを持って来たわ。
写真撮りまくって、
こんな与太ブログで宜しければ、
喜んで宣伝の片棒を担がさせていただきますわ(笑)。

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ステージ上で、
何か色々話していたけれど、
興奮していてあんまり覚えてないや(笑)。
とにもかくにも、
幸せな幸せな月曜の夜でした♪

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「竹取物語」 [映画]

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〔1987年/日本〕


美しい竹林の近くで暮らす夫妻(三船敏郎・若尾文子)は、
5歳の娘・加耶を病気で亡くし、
悲嘆にくれていた。


そんなある日、
空に閃光が走り、何か巨大なものが落下する。
様子を見にいった夫は、
竹林の中で、加耶そっくりな女の子がいる事に気付き、
連れ帰り、
育てる事にする。


加耶(沢口靖子)はほんの数日で
年ごろの娘に変貌し、
その美しさは都中に知れ渡る。


3人の身分ある男が加耶に求婚する。
彼女は、それぞれに、
・蓬莱の枝の玉
・火鼠の皮衣
・竜の首の玉
を所望、
それを取ってきた者へ嫁ぐと言う。


そんな中、加耶は、
自分が月からやって来て、
もうすぐ帰らねばらならぬことを知る・・・。





若尾文子さんが出ているので、
いずれは観なければ、と思っていたけれど、
どうにも観る気になれず(笑)、
先延ばしになっていた映画。


市川崑監督以下、
三船敏郎、加藤武、中村嘉葎雄、石坂浩二、
伊東四朗、中井貴一、横山道代などなど、
そうそうたる俳優陣が出演しているというのに、
何だろう、
観る前から感じる、このとほほなイメージは(笑)。


いや、そんな事ではいけない。
映画は絶対、観てみなければ分からない。
とほほだと思っていた作品が、
素晴らしかった事など、
今までに何度もあるし、
世間の評価と自分の評価が
全く異なる事もある。


で、感想は、といえば、
とほほと言うほどではないけど、
まぁ、こんなものかなという感じ。


第一の不安要素は、
沢口靖子だったけど、
演技は上手くはないけど、棒読みというほどでもない。
私はてっきり、この映画は、
彼女の売り出し用の作品だと思い込んでいたのだけれど、
デビューして3年たってのいるのね。
演技する事にも慣れてきた頃なのかと思う。


第二の不安は、
沢口さんを迎えに来る宇宙船の映像が、
陳腐だったらどうしよう、という思い。
けれど、それは、
10年前の大ヒット作、「未知との遭遇」の宇宙船と
ソックリなものにする事で、問題クリア。
パクリじゃないのか?との声はこの際無視(笑)。


私は専門家ではないので、
これは勝手な意見だけど、
この脚本はない、とは何度も思った。
変なセリフが多く、
そして、全く不必要な恋愛エピソードがある。
私は恋愛話は好きだけど、
「かぐや姫」の話にそんなの必要ないでしょ。


評価 ★★★☆☆





この作品で、
若尾文子さんの出演映画、160本中112本を観た事となりました。


(★は観た作品)


★春の雪 (2005)
★竹取物語 (1987)
 ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 (1975)
 幻の殺意 (1971)
★男はつらいよ 純情篇 (1971)
★スパルタ教育 くたばれ親父 (1970)
 座頭市と用心棒 (1970)
★天狗党 (1969)
★千羽鶴 (1969)
★濡れた二人 (1968)
★積木の箱 (1968)
★不信のとき (1968)
★鉄砲伝来記 (1968)
★華岡青洲の妻 (1967)
★砂糖菓子が壊れるとき (1967)
★妻二人 (1967)
★夜の罠 (1967)
★雪の喪章 (1967)
 処女受胎 (1966)
★赤い天使 (1966)
★雁 (1966)
★氷点 (1966)
★処女が見た (1966)
★刺青 (1966)
★妻の日の愛のかたみに (1965)
★不倫 (1965)
★清作の妻 (1965)
★帯をとく夏子 (1965)
 女めくら物語 (1965)
★波影 (1965)
★花実のない森 (1965)
 幸せなら手をたたこう (1964)
 悶え (1964)
★卍(まんじ) (1964)
★獣の戯れ (1964)
★傷だらけの山河 (1964)
★「女の小箱」より 夫が見た (1964)
★温泉女医 (1964)
★新・忍びの者 (1963)
★越前竹人形 (1963)
 女が愛して憎むとき (1963)
★わたしを深く埋めて (1963)
★女系家族 (1963)
 八月生れの女 (1963)
★雪之丞変化 (1963)
★しとやかな獣 (1962)
★秦・始皇帝 (1962)
★瘋癲老人日記 (1962)
★その夜は忘れない (1962)
★やっちゃ場の女 (1962)
★仲よし音頭 日本一だよ (1962)
★閉店時間 (1962)
★爛(ただれ) (1962)
★雁の寺 (1962)
★家庭の事情 (1962)
★妻は告白する (1961)
★新源氏物語 (1961)
★銀座のぼんぼん (1961)
★女は二度生まれる (1961)
★女の勲章 (1961)
★東京おにぎり娘 (1961)
★好色一代男 (1961)
★お嬢さん (1961)
★婚期 (1961)
★花くらべ狸道中 (1961)
★銀座っ子物語 (1961)
 素敵な野郎(1961)
 鎮花祭 (1960)
★偽大学生 (1960)
★安珍と清姫 (1960)
★勝利と敗北 (1960)
★ぼんち (1960)
★からっ風野郎 (1960)
★女は抵抗する (1960)
★女経(じょきょう) (1960)
★初春狸御殿 (1959)
★浮草 (1959)
 実は熟したり (1959)
★美貌に罪あり (1959)
 花の大障碍 (1959)
 次郎長富士 (1959)
★氾濫 (1959)
★山田長政 王者の剣 (1959)
★薔薇の木にバラの花咲く (1959)
★最高殊勲夫人 (1959)
★あなたと私の合言葉 さようなら、今日は (1959)
 新婚七つの楽しみ(1959)
★母(1958)
★娘の冒険 (1958)
★夜の素顔 (1958)
 嵐の講道館(1958)
★一粒の麦 (1958)
★息子の結婚 (1958)
★口笛を吹く渡り鳥 (1958)
 愛河 (1958)
★忠臣蔵 (1958)
 螢火 (1958)
 東京の瞳 (1958)
 妻こそわが命(1958)
★青空娘 (1957)
★夕凪 (1957)
★誘惑からの脱出 (1957)
★永すぎた春 (1957)
★朱雀門 (1957)
 慕情の河 (1957)
 続銀河の都 (1957)
★スタジオはてんやわんや (1957)
 銀河の都 (1957)
 君を愛す (1956)
★四十八歳の抵抗 (1956)
★日本橋 (1956)
★涙 (1956)
 スタジオは大騒ぎ (1956)
 あさ潮ゆう潮 (1956)
★滝の白糸 (1956)
★処刑の部屋 (1956)
★新婚日記 恥ずかしい夢(1956)
★新婚日記 嬉しい朝(1956)
★赤線地帯 (1956)
★虹いくたび (1956)
★新妻の寝ごと (1956)
★花嫁のため息 (1956)
 薔薇の絋道館 (1956)
★弾痕街 (1955)
 七人の兄いもうと (1955)
★珠はくだけず (1955)
★長崎の夜 (1955)
★幻の馬 (1955)
 娘の縁談 (1955)
★薔薇いくたびか (1955)
★月に飛ぶ雁 (1955)
 幸福を配達する娘 (1955)
★螢の光 (1955)
 勝敗(1954)
 荒城の月 (1954)
★月よりの使者 (1954)
 緑の仲間 (1954)
★浅草の夜 (1954)
 慕情 (1954)
★舞妓物語 (1954)
★酔いどれ二刀流 (1954)
 或る女 (1954)
★心の日月 (1954)
 十代の誘惑 (1953)
 無法者 (1953)
 続続十代の性典 (1953)
 春雪の門 (1953)
★祇園囃子 (1953)
 続十代の性典 (1953)
 チャタレー夫人は日本にもいた (1953)
 怒れ三平 (1953)
★十代の性典 (1953)
 彼女の特ダネ (1952)
 街の小天狗 (1952)
 秘密 (1952)
 明日は日曜日 (1952)
 花嫁花婿チャンバラ節(1952)
★母子鶴 (1952)
 猛獣使いの少女 (1952)
★死の街を脱れて (1952)

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「はいからさんが通る」 [映画]

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〔1987年/日本〕


大正七年。
じゃじゃ馬娘・花村紅緒(南野陽子)は、
伊集院伯爵家へ、行儀見習いに行かされるが、
実は、伊集院家の一人息子で軍人の忍(阿部寛)とは
許婚なのだと知らされ、驚く。


早速、奥女中の如月(野際陽子)から、
家事全般を厳しく仕込まれるが、失敗ばかり。


それを見て笑う忍に、
最初は反発を覚えた紅緒だったが、
彼の優しさに惹かれ、恋に落ちる。
また、この縁談に乗り気でなかった忍の父(丹波哲郎)も、
紅緒の闊達な様子に、
彼女を可愛がるようになる。


ところが、ある事件がきっかけで、
忍は小倉の部隊に左遷、
また、そこからシベリアの戦地に送られてしまう・・・。





先日、コメント欄で、
「映画、『はいからさんが通る』の阿部寛の大根っぷりは、
見る価値がある」と教えていただき、
そう聞かされたら、我慢できるはずもなく(笑)、
すぐにDVDを借りて、観てみた。


確かに阿部さんは大根だった。
映画デビューという事もあるし、
なまじ背が高いので、
余計にそう感じるというのもあるだろう。


そして、私は思った。
阿部さんも阿部さんだが、
南野陽子も、それに輪をかけた大根っぷりじゃないか、と(笑)。


つまりこの映画は大根対決!(笑)
男性モデルと、女性アイドルを主演に、
バブルの絶頂期に、金に飽かせて作った映画!


脇を固めるのは、
野際陽子さんに、タンバリンに、河原崎長一郎さんに、
風見章子さんに、千石規子さんに、と、
超ベテラン勢。
若い2人が、周囲の皆様に支えられ、
やっとここまで・・・
・・・って、結婚式のスピーチかよ(笑)。


映画は、まぁ、
南野陽子の元気な感じが上手く引き出されて、
下手なりに好感が持てる。
アイドル映画なら、こんなものだろう。


阿部さんも、現在のご活躍の基礎に
この作品があると思うと、
無駄な事はないのだと思わせてくれる。


評価 ★★★☆☆

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「ふきげんな過去」 [映画]

fukigennakako.jpg
〔2016年/日本〕


北品川の運河を見ている、高校生の果子(二階堂ふみ)。
彼女はいつも不機嫌だ。
毎日が面白くなく、
退屈過ぎる日々にはうんざりだ。


家は、食堂「蓮月庵」を営む両親と祖母がいる。
水商売をする姉には、小学生の娘・カナがいて、
カナは姉が仕事中は、
果子の家で預かっている。


そんなある日、
18年前に死んだはずの伯母・未来子(小泉今日子)が
フラッと帰ってくる。
両親と祖母は驚き、喜ぶが、
果子とカナの気持ちは冷めている。
初めて会う伯母の出現を、
どう喜べというのか。


しかも未来子は、
果子の部屋で寝起きするという。
果子の不機嫌はますますヒートアップ。


未来子は、過去に爆弾事件を起こした前科者で、
果子とカナに、
爆弾作りの手伝いをさせるのだが・・・。





以前、この映画を試写会で観た友人・Yちゃんに感想を聞いた所、
「うーん・・・」といったお返事で、
なんだかイマイチだったのが、
びんびんに伝わってきていた(笑)。


Yちゃんと私の映画の見方は、
基本的に似ていて、
とにかくストーリー重視。
他の事は、まぁ・・・といった感じなので、
彼女がイマイチなら、
あまり期待できないかなと思い、
劇場に行くのはやめておいた。


でも、最近、この映画が、
早稲田松竹にかかり、
先日書いた「海よりもまだ深く」と2本立てだったので、
それならつまらなくても損はなかろうと、
出掛けていったというわけだ。


雰囲気としては悪くなく、
これが超現実的なお話だったら、
きっと好きになっていただろうと思われる。


こう書くと、「現実的じゃないの?」と思われるかたもおられようが、
実はこれ、何とも曖昧な映画で、
何だかよく分からない。


例えば、果子の母は、いつも赤ちゃんを背負っているのだけれど、
これがどう見ても人形。
私は、この母が何か頭の事情で人形を赤ちゃんだと思い込み、
周囲も合わせてやっているのかと思ったけど、
どうやら、本物の赤ちゃんという設定のようで、
最後まで何の説明もなく映画は終わった。


果子と未来子の関係も曖昧。
そもそも未来子の存在自体が曖昧。


Yちゃんは試写会後、
監督さんからの、かなりガッツリとした映画解説の
ようなものを聞いたそうで、
その内容を、めっちゃ丁寧に、
今回メールで送ってくださった。


本当はそのメールをここにコピペしたいくらいだけれど、
人様の私信をそのような事はできないし、
(Yちゃんはいいよと言ってくださっていますが)
まぁ、彼女と私の意見は一致したという事で、
お察しくださればと思います(笑)。


評価 ★★★☆☆

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