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こち亀一色の夕刻。 [できごと]

先日、日本橋高島屋で開催されている
「こち亀展」に行ったことを書きましたが、
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2016-09-18

昨日は、何か大変な事になっているらしいと噂の亀有駅に、
友人と2人で行ってきました。

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亀有駅に到着して、
エスカレーターに乗った途端に早速、
「おぉ!!!」と大興奮。
手すりがこち亀仕様になっているじゃありませんか。

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ホームへ上がる階段も、

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階段の壁も、

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階段を下り切ったスペースも、

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そして改札前の階段も、

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とにかく、こち亀だらけ。
そして、それを写真に撮っている方、多数。
友人と私も、
いい年して、きゃーきゃー言いながら、
写真撮りまくり(笑)。


そして圧巻は、
改札を出たところの床。


1巻から200巻までの、
全てのこち亀のコミックスの表紙が、
足元に!


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凄い!凄い!凄すぎです!
どの表紙を見ても、
知らない物はなく、
ページを開くと両ちゃんが暴れている様子まで
目に浮かびます。


心ゆくまで写真を撮ったあと、


商店街にある、
秋本治先生のお知り合いが経営されているという
メンチカツ屋さんへ。

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私は、梅しそメンチカツ丼を、
そして友人は亀有メンチカツ丼を食べました。
とても美味しかったです。

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こち亀一色の夕刻。
本当に嬉しく、楽しく、
素晴らしい時間を過ごす事ができました。


「こち亀」の終了にあたり、
亀有駅をこんな風に装飾してくださった、
関係者の皆様には、
ファンの一人として、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。
連載が終わってしまうのは淋しいですが、
両ちゃんはいつでも、
手を伸ばせば、そこにいてくれています。
これからもずっと、元気をもらっていきたいと思っています。

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「だれかの木琴」 [映画]

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〔2016年/日本〕


24歳の美容師・山田海斗(池松壮亮)は、
ある日、初めての客・親海小夜子(常盤貴子)の髪を切る。
その夜、海斗が営業メールを送信すると、
彼女から返信が来る。


小夜子は、海斗との会話のヒントから、
彼のアパートを探し出し、
苺をドアノブに掛け、
ついには彼の休日にチャイムを押し、
家に上がり込む。


さらに、海斗の恋人・唯(佐津川愛美)の働く
ドレスショップにやって来て、
5万円以上もするドレスを購入する。


常軌を逸した小夜子の行動に、
海斗は戸惑い、
唯は怒り狂うのだが・・・。





観たかったの、これ(笑)。
大好きな池松壮亮君に、
大好きな常盤貴子さんがストーカーするって、
一体どんな雰囲気なんだろう、って。


でも、思っていたよりソフトだった。
何となく想像では、
常盤さんのストーカーっぷりは、
もっともっと背筋も凍るようなものなのかと
思っていたから。


常盤さんは、
ストーカーというより、変。
変というのが悪いなら、世間知らず。
美容師の池松君の営業メールに返信しちゃって、
「珍しい人だね」と店で噂されたり、
今まで、ケータイで写真を撮った事も、
写メというものを送った事もなくて、
だから、
新しく買ったベッドの写真を池松君に送信しちゃったり。


そんな事をしたら、
そりゃあ、池松君の恋人は怒るよ。
「ベッドの写真て、それはあなたを誘ってるのよっ!」って。


池松君にとって、
常盤さんは、
母親といっていいくらい年上なわけだけど、
池松君の恋人にしてみたら、
常盤さんの年齢がいくつかなんて関係ないのよね。
彼が、変な女に、
ビジネスを離れた所でロックオンされちゃってるって事実が、
気持ち悪くて、許せないって。


恋人の気持ち、分かるなぁ・・・と思いながら観ていたけど、
それって、私が女だからってわけじゃない気がする。
男の子だって、自分の恋人が中年男性にロックオンされたら、
やっぱり嫌なんじゃないかなぁ。


常盤さんが、
池松君の恋人のドレスショップで、
ドレスを買った場面はちょっと笑った。


そのショップは、
「BABY,THE STARS SHINE BRIGHT」という
ロリータファッションのブランドで、
(画像検索すれば、どんなものか分かります)
常盤さんがめちゃくちゃ綺麗なのは分かるけど、
あのドレスを着るのは、
さすがに有り得ないというか、
頭のおかしい人に見えてしまうのがハッキリ分かって。


「試着しますか?」と言われてもせずに、
買っていった常盤さん。
どこかのサイトで、
「着て見せてほしかったけど、事務所NGだったのか?」と
書かれている方がいて、
私も、「確かにね」と思った次第。


常盤さんの行動は、
警察に通報するというレベルに行く前に終わる。
ま、こんなもんかって感じだった(笑)。


評価 ★★★☆☆

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「ブルークリスマス」 [映画]

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〔1978年/日本〕


1978年。
国際科学会議の席で、UFOの存在を語った
兵藤教授(岡田英次)が何者かに連れ去られ、
国営放送「JCB」の職員・南(仲代達矢)は、
その調査を命じられる。


南は、友人・木所(岡田裕介)から、
木所の恋人で新人女優の夕子の血液が青いと
相談されるが、
一笑に付す。
そして、その事をJCBの局長・五代(小沢栄太郎)に話す。


一方、国防省の沖(勝野洋)は、
現在、世界中に出現している血液の青い人間は
抹殺の対象だと知らされる。
ところが、恋に落ちた女・冴子(竹下景子)の血液が青いと知り、
苦悩する。


クリスマスの夜。
冴子は沖を待っている。
生まれて初めて、恋人と過ごすクリスマス。
ケーキにご馳走、
キャンドルに火を灯し・・・。





こんな粗筋しか書けない自分が嫌になるが、
本当はもっともっと深く、
様々な出来事がある、
色々、考えさせられる映画。


ジャンルは、SFという事になるのだろうか。
「血液の青い人間」が、
世界各国に現れる。
どうやら、彼らがそうなったのは、
UFOを目撃して以降らしい。
しかし、宇宙人は出てこない。
UFOも、ハッキリとは映らない。


そして世界は、「血液の青い人間」の
抹殺に動き出す。
日本は、
国民全員の血液検査をし、
血が青かった者は、シベリアに送られ、
その後は番号でしか呼ばれず、
人体実験をやロボトミー手術を施す。


それはナチスドイツにおける、
ユダヤ人の扱いを彷彿とさせ、
空恐ろしいような気持ちになる。
人は、理解の出来ないもの、
自分と違うものを
決して受け入れようとはしない。


竹下景子が、
「血液が青くなった時から、
 嫉妬したり、
 イライラしたり
 人を憎む気持ちが、
 嘘のように無くなった」
と告白する。


なんて羨ましい。
そんなどす黒い感情が心の中から消え去るなら、
私も青い血液になりたい。
それは、青い血液の人間が、
赤い人間より一歩進化した、
高潔な気質になった証拠ではないか。
そのような「新人類」を敵と見なし、
排除しようとする、
人間の浅はかさ、早計さ。


この映画は、
SFと一言で片づけられない、
重厚な意味を含んでいると思う。
公開当時、殆どヒットしなかったらしい。
勿体ない事だ。


評価 ★★★★☆

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「女王蜂」 [映画]

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〔1978年/日本〕


昭和27年。
伊豆の大道寺家。
この家の時計台の歯車に巻き込まれ、
遊佐三郎という青年が死ぬ。
遊佐は、大道寺家の娘・智子(中井貴恵)に
言い寄っていた3人の男の一人。


その直後、
探偵・金田一耕助(石坂浩二)が
大道寺家にやって来る。
彼は19年前に起こった事件を調査しに来たのだ。


その事件とは、
現在の大道寺家の主・銀造が、まだ婿養子になる前、
親友・日下部仁志と伊豆を旅した際の出来事。
日下部が大道寺家の娘・琴絵と恋仲になり、
やがて琴絵は妊娠、
しかし、日下部は崖から転落死。
その後、琴絵が生んだのが智子なのだ・・・。


警察は、遊佐殺しの犯人を、
最近、智子の周囲に出没する多門連太郎(沖雅也)だと
決めつけるが、
金田一はそうは考えていなかった。
そして、その後、第二第三の殺人事件が・・・。





横溝正史原作の、この「女王蜂」は、
間違いなく原作を読んでいるはずなのに、
細部は殆ど覚えていない。


物語に、「八つ墓村」や「犬神家」ほどのインパクトが
無いせいなのか、
脳内に絵が浮かぶくらいの
ビジュアル的な強烈さがないせいなのか。


ただ、たった一つ、
今でも忘れられず、印象に残っているのが、
ヒロインの智子が、
「この世のものとは思えないような美しい女性」
(正確な表現ではないけど)
だと描かれていた事。


以来、私は、
小説などで「美しい女性」と表現されているのを読むと、
「女王蜂の智子」を基準に考えるようになっているくらい、
その印象は強かった。


でも、この映画を観ていて、
その記憶が不安になってきたのよ(笑)。


人様の美醜を大っぴらに語るなど、
品の無い事この上ないんだけど、
でも、映画なのだから仕方がない。
正直な感想を書いてしまうけど、


中井貴恵さんというのが、
どうにも智子のイメージではなくて。


いや、中井さんは綺麗だと思う。
頑張ってもいたと思う。
ただ、出会う男がみんな夢中になるような
美貌とはちょっと違う気が・・・。
2時間20分の長い映画で、
延々と説得力の無い絵を見せられるのは、
こちらも辛い・・・。


これなら、
中井さんの周辺をウロウロする(笑)、
謎の男・沖雅也さんの方が、
ずっと美しく、華があるってんで。


沖雅也ブームはまだまだ終わらない。


評価 ★★★☆☆

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こち亀展 [できごと]

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昨日、日本橋高島屋で開催されている
「こち亀展」に行ってきました。


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多くの方がご存じとは思いますが、
少年ジャンプに掲載されている、
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が、
9月17日を最後に終了しました。


40年の連載、コミックスにして200巻。
その間、休載は一度も無し。
大変な偉業です。
作者の秋本治先生の事は
心から尊敬しています。


連載が終わるからと、
ミーハーな気持ちで展覧会に行ったのではなく、
私は、「こち亀」のコミックスをほぼ全巻揃えている、
かなりのファンだと自負しています。


一日に一冊は、どの巻でもいいから必ず手にし、
読むのが習慣になっていた時期がありました。
辛い時、悲しい時、疲れた時、
どんな時でも、両ちゃんはそこにいてくれたし、
あのパワフルな行動力は私に力をくれました。
大げさでなく、本当に元気になれました。


「たかが漫画」と侮れない、
本物の力がありました。


ただ、申し訳ない事だけれど、
両ちゃんが「寿司屋」に出入りするようになってから、
少しずつ、真剣に読まなくなっていったのも事実。
特に最近は、
一応コミックスは買っても、
パラパラっと読んで(というか、眺めて)、
本棚に並べるだけ、
読むのは古い巻のみ、といったようになってしまっていました。


なんだろう、つまらないというわけではないだろうに。
なんとなく、自分の心理を分析するなら、
大好きな両ちゃんが、
特定の家庭に出入りするのが面白くないという、
嫉妬に近い感情があったのだと思います。
両ちゃんはもっと自由で、
どんな形であれ、何かに縛られてほしくなかった。
極端な話、
両ちゃんが誰かと結婚するとしたら、
その相手は、麗子以外には考えたくなかった。


けれど、考えてみたら勿体ない事ですね。
せっかく買ったのだから、きちんと読まないと。
この機会に、
あらためて1巻から200巻まで、
順番に読んでいこうと思います。



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で、肝心の展覧会ですが、
これから行く方に申し訳ないので、
あまり詳しく書きませんが、
多数の原画、絵巻物、
お化け煙突の模型、
人気漫画家さんによる、
両ちゃんの似顔絵、などなど、
大変に興味深い内容となっておりました。


出口に一番近い場所には、
展覧会オリジナルの漫画が貼られており、
涙が出そうなオチになっていました。



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最終巻の200巻。


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最終話が載っている週刊ジャンプ。

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