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「教授のおかしな妄想殺人」 [映画]

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〔2015年/アメリカ〕


アメリカ東部の大学に赴任してきた、
哲学の教授・エイブ(ホアキン・フェニックス)は、
いつしか、無気力に苛まれ、
活力が湧かないようになってしまった。


そんなエイブに興味を持った、
可愛い女子大生・ジル(エマ・ストーン)は、
彼に急接近。
同年代のボーイフレンドと別れ、
彼と付き合うようになる。


そんなある日、
エイブとジルがファミレスにいると、
後ろの席の女性が、
涙ながらに、悪徳判事の噂をしているのが
耳に入ってくる。


義憤に駆られたエイブは、
いつしか、その判事を殺してやろうと考えるようになった。
判事と自分とは何の接点もなく、
疑われる事は、まず無い。
完全犯罪が成立する、と。


判事の後を付け、
生活パターンをチェックしたエイブは、
土曜日のジョギング時が狙い目だと、
妄想は深まるばかり・・・。





最初は少し退屈だった。
無気力になった中年のおっさんの日常を見て、
何が面白いんだろう、と。


でも、だんだん面白くなってゆく。
エイブとジルが、ファミレスで盗み聞きした辺りから。


こういう事って確かにある。
レストランやカフェの、
隣や後ろで話している人の会話が
聞きたくなくても耳に入ってきて、
大抵それは、どーでもいい他愛のない内容なんだけど、
時に、なんだか深刻そうに話しているカップルがいたりとか。


まぁ、だからと言って、
噂されてる人を
殺したいとまで思う事はまずないけど(笑)。


これって、邦題が、
ものすごく変。
っていうか、
ストーリーを考えると、間違っていると言える。
だから私も、
詳しい事が書けない。
興味のあるかたは、観た方がいいと思います(笑)。


エマ・ストーンがとっても可愛い。
今まで、私は、
男性が女の子の二の腕を褒めるのを、
よく意味が分からずにいたのだけれど、
この映画で、なんだかそれが分かる気がした(笑)。


エマはノースリーブの服を着る場面が多くて、
露出された二の腕が、
真っ白で、太さも丁度よく(笑)、
可愛いなぁ、って。
まぁ、そもそも、お顔立ちがキュートだから、
腕まで可愛く見えるのかもしれないけど(笑)。


評価 ★★★★☆

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「クリーピー 偽りの隣人」 [映画]

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〔2016年/日本〕


元刑事の高倉(西島秀俊)は、
自分の失態が原因で警察を辞め、
現在は、大学で犯罪心理学を教えている。


妻・康子(竹内結子)と、
郊外の一軒家に引っ越した高倉は、
隣家の主人・西野(香川照之)に、
不気味な違和感を覚える。


そんな中、かつての同僚・野上(東出昌大)から、
6年前に起こった一家失踪事件の
分析を依頼された高倉は、
一人生き残った娘・早紀(川口春名)に会うが、
早紀の記憶が曖昧で、
核心に辿り着けない。


康子と西野が親しくしている事に、
なぜか危機感を感じる高倉だが、
どうする事もできない。
西野は危険だと、
元刑事の勘が働くだけだ。


一家失踪事件を調べていくうちに、
早紀の記憶が少しずつハッキリしてくる。
早紀の家族の失踪は、
隣家に住んでいた男が関係しているらしい・・・。





試写会で観た。


イライラさせられるわぁ、竹内結子(笑)。
彼女は、引っ越しの挨拶に行った時、
隣家の奇妙な主人・香川照之に違和感を覚えて、
帰ってきた西島秀俊に、それを訴える。


にもかかわらず、だ。
翌日、彼女は、
「シチューが余ったから」と、
わざわざ隣家に持っていく。
信じられん。


しかも、ある日、西島が帰宅すると、
香川が家にあがっていて、
西島、唖然。
西島は、数日前、香川のあまりの変人っぷりに驚き、
暗に、「深く関わらない方がいい」と、
竹内と会話したばかりだというのに。
何なんだ、この危機意識の低さは。


この手の映画が、
いかに観る者をイラつかせるかが勝負だとしたら、
素晴らしい出来だと思う(笑)。
とにかく最初から最後まで
神経逆撫でされっぱなし。


突っ込みどころも満載。
西島が調査を始めた、
一家失踪事件と、
引っ越したばかりの家の隣人が関係ありそうだなんて、
どんだけ偶然なのか(笑)。


香川の家の間取りも凄い。
外観は普通の一軒家だというのに、
中には、重そうな鉄の扉があって、
その向こうでは、
大変な作業が行われている。
あんな家、誰が設計したんだ?(笑)。
あんな、殺人にお誂え向きの家。


まぁ、良い。
130分、飽きずに観ていられた事だけは確か。
香川照之の、
安定した不気味っぷりを見るだけで
価値があるかも。


評価 ★★★☆☆

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「帰ってきたヒトラー」 [映画]

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〔2015年/ドイツ〕


ドイツ・ベルリンのある空き地で、
死んだはずのヒトラー(オリバー・マスッチ)が突然蘇える。


今がまだ1945年だと思い込んでいるヒトラーは
歩き出すが、
人々の、自分を見る目が変だ。
ついには、話しかけた女性から、
催涙スプレーをかけられる始末。


ヒトラーはキオスクに売られていた新聞で、
今が2011年だと知る。
そして、そこに偶然居合わせたテレビカメラに
写り込んでしまう。


一方、テレビ局をクビになりかけていた
フランクは、
偶然テレビに映ったヒトラーを、
物まね芸人と勘違いし、スカウトする。
ヒトラーがトーク番組で、
演説をぶつと、
その様子がyoutubeにアップロードされ、
その再生回数が凄い事に。


スターにのし上がったヒトラー。
ついに彼に、
政界から入党依頼が舞い込み・・・。





試写会で観た。


現代にヒトラーが蘇えるという、
考えようによっては不謹慎な物語が
コメディタッチで描かれていて、
劇場内は爆笑の渦。


特に前半が面白い。
誰一人、彼を本物のヒトラーと思わない中、
ずっとヒトラーのままでいるヒトラー。
両方の意識の差が可笑しくて。


ヒトラーが、自分の軍服を洗ってもらうため、
クリーニング店に行く場面も笑える。
今まで、そんな事を想像した人がいるだろうか。
しかも、その時来ていた軍服しか持っていない彼は、
クリーニング店から借りた、
ヨレヨレの黄色いシャツと、
デニムを着て帰ってくる。
その姿が映った瞬間・・・


あははははは~。
それはもう、威厳なんてぶっ飛んじゃうような、
ただのおっさんで、
可笑しかったなぁ。


彼はその演説能力の巧みさから、
現代でもスターになっていくわけだけれど、
ドイツではその原作は、
絶賛と非難で大騒ぎとなり、
売れに売れたのだそうだ。


日本でもこういった物を作ったら面白いのになぁと思うけど、
国民性の違いもあるし、
やっぱり難しいのかもしれないな。


評価 ★★★☆☆

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きゃりーぱみゅぱみゅの電車 [できごと]

先日の和歌山オフ会で、
「めでたいでんしゃ」に乗せていただき、
とても楽しい思い出ができたのですが、


私も、何か電車の写真を撮って、
参加者の皆さんに見ていただいて、
楽しんでいただいて、
お礼をしたいなぁと思いながら、
(それがお礼に当たるのかは、分からないけれど)
ぼんやりテレビを見ていたら、
タイミングよく、
西武池袋線できゃりーぱみゅぱみゅの電車が
走り出したとのニュースが!


そうだ、この電車の写真を撮りに行こう、
ブログに載せよう、と思い、
昨日、出掛けてきました。


何の主義主張もなく、
目的もなく、ブログを始めた私が、
電車の写真を撮るために電車に乗るなど、
今までだったら、考えられない事で、
そんな事を思い付いた自分に笑ってしまいます。
恐るべし、オフ会パワー!(笑)


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これが正面です。
カメラを構えているかたが何人かいました。
ただ、多くの乗客の皆さんは、
たまたまきゃりーの電車に当たった、という程度の認識で、
乗っているようです。



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電車の側面です。
車両によって絵が違うようです。
3つだけ撮れました。



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運転室のドアにはサインが。



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車内の装飾は全てきゃりー。



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つり革は、
「めでたいでんしゃ」のように凝ってはおらず、普通でした(笑)。


うーん、確かに可愛いけど、
インパクトは「めでたいでんしゃ」の方が上かな。


ただ、初めての事をした自分が可笑しくて、
ちょっとテンション上がりました(笑)。
相変わらず、スマホがボロくて、
綺麗に撮れていなくてごめんなさい。
西武池袋線に乗る事は、
普段、ほぼないと言ってよく、
小さな旅気分で楽しかったです。

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「ターザン REBORN」の特別フッテージへ [できごと]

ここの所、試写会に当選することが多いのだけれど、
先日も郵便受けに、「ターザン REBORN」の試写状らしき物が届いていた。


観てみたい映画だったので、「やった!」と思ったのだけれど、
何か、変だ。
試写状をよーく見てみると、
本編の上映ではなく、「特別フッテージ」と書かれてある。


「フッテージって何だ?」と思い、
読み進めると、どうやら予告というか、
宣伝のための映像らしい。


いくら私が映画好きの馬鹿者だとしても、
予告だけを観に、わざわざ劇場に行くわけない・・・
きっと本編上映と勘違いして応募したんだ・・・
と思ったけど、
フッテージの後に、
ターザンを演じた、
アレクサンダー・スカルスガルドの挨拶有り、とある。


その日の夜は、
ブログのお友達のyonta*さんと、
別の試写会に行く予定になっている。
時間も上手いこと被っていなかったので、
出掛けるついでだ!
スカルスガルドも見られるし!
という事で行ってみる事にした。


劇場で、「特別フッテージ」を観たあと、
スカルスガルドが登場。
彼の映画は何本か観ているけれど、
肉眼で見ると、やっぱりイケメン。
特別ファンというわけではないけれど、
いい男を生で見るのは嬉しい。

Tarzan1.jpg
※映画ナタリーさんより


彼は、サービス精神も旺盛なようで、
記者さんたちの1つの質問にも、
10倍くらいの答えを返してくる。


途中で、女芸人の横澤夏子さんが登場して、
観客を盛り上げていた。

Tarzantoyokozawa.jpg
※映画.comさんより


肝心の「特別フッテージ」だけど、
本当に上手く作られていて、
「本編を観たい!」という気持ちにさせられる。
すぐ宣伝に乗せられる女(笑)。





余談だけど、
開場前に、列に並んでいたら、
見知らぬ女性から声を掛けられ、
「私はアレクサンダーの大ファンなのですが、当選できませんでした。
 もしお一人で来られているなら、
 私を入れていただけませんか?」と言われた。


試写状は、1枚で2名入れることになっている。
「いいですよ、どうぞ」と言うと、
「こんな事をお願いすると、嫌な顔をする人もいるでしょうに、
 ご親切に感謝します」と言って下さり、
私の方が恐縮してしまう。


私は特別親切でも優しくもない人間だけれど、
映画に関係する話となると、
何かを強く望むかたの気持ちはとてもよく分かる。
せっかく2人入れるのだから、
勿体ないというのもある。
お金を取ったら違法だろうけど、
勿論そんな事をする気はないし、
「ぜひ」と思っただけなのです。


それに、私も先日、
映画「無伴奏」の時、
前に並んでいた女性に、
本当に親切にしていただいたばかりだ。
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2016-03-15
自分がされて嬉しい事は、
人にもしたい。


こちらの方こそ、
思いがけず一緒に入って下さる方ができたことを、
とても嬉しく思いました。
イベントより印象に残る出来事でした。
ありがとうございました。

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