SSブログ

「LOVE 3D」 [映画]

love3d.jpg
〔2015年/フランス〕


マーフィー(カール・グルスマン)は、
妻・オミ(クララ・クリスティン)と、
2歳の息子との3人暮らし。


元旦の朝、
マーフィーは、留守電にかつての恋人・エレクトラ(アオミ・ムヨック)の母からの
メッセージが入っている事に気付く。


エレクトラが行方不明で、
所在を知らないかという内容の、
そのメッセージを聞きながら、
マーフィーは、
彼女と深く愛し合った2年間を思い出す。


濃密で激しい、
愛の日々。
もう二度と、
あれほど愛せる女に
巡り合う事はないだろうと・・・。





なんだかこのポスター、
ここに載せるのも憚られるような絵なのだけれど、


まさしくポスター通りの、これは3Dのエロ映画。
3D映画が一般的になったとき、
いずれはエロ映画もできるだろうと思っていたし、
探せば他にもあるんだろうけど、
とにかく、私にとってエロの3Dは初めての体験。


今までも、エロ映画は観てきたけど、
これはかなり激しい。
最近、私が観たその手の洋画といえば、
「ニンフォマニアック」や、
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」、
そして邦画では、
「愛の渦」を思い出すけど、
それよりずっと過激な気がする。


ただ、
かなり残念なのは、
肝心な部分にはボカシがかけられている事。
きっと、観られた方は全員、
「ちっ、ボカシ入りかよ」と思われたような気がする。
ボカシを観るために、3Dメガネをかけてるわけじゃないと言いたい。


やっぱり、ボカさないと駄目なんだろうか。
これはエロ映画だけど、
愛の映画でもある。
愛し合う男女が、
過激に求め合う様子は、
全然不潔じゃなかったし、
むしろ普通だと思うんだけど、
これじゃ、せっかくの映画が台無しだ。


・・・と、まぁ、その問題は置いといて、


主人公・マーフィーの、
元カノ・エレクトラに対する未練たらたらな様子が、
悲しいやら、情けないやら。
でも、そんな彼女と、
別れる事になってしまったのも、
マーフィのせい。
自業自得だから、仕方ない。


男女って相性なのよね、と思わずにいられない。
私が思う、「相性が合う、合わない」というのは、
例えば、この映画を一緒に観ても、
全く気まずくならないような間柄。
「この映画はデートには向かないな」なんて思っているうちは、
まだまだ(な気がする(笑))。


私が観た回では、
気付いただけで、
中年の女性が1人と、1組のカップルの
合計3人が、
途中退場されていった。
想像以上だったのかしら。
ちょっと勿体ない気もしたけれど。


評価 ★★★★☆