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「白鯨との闘い」 [映画]

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〔2015/アメリカ〕


新進作家・ハーマン・メルヴィルは、
かつて鯨捕りだったというトマスを訪ねた。
トマスは、巨大マッコウ鯨と闘った、
数人の男たちの、最後の生き残りなのだ・・・。


1981年、捕鯨船・エセックス号は、
ナンタケット港を出た。
当時、鯨の油は、
街灯を灯す際の燃料となるため、
人々の生活に
捕鯨は欠かせないものだった。


船員の1人・チェイス(クリス・ヘムズワース)は、
船長のポラードが未経験な事に不満そうだったが、
それでも、鯨の大群に遭遇した彼らは、
色めき立つ。


ところが、群れの中でも特別大きな白鯨が、
体当たりしてきたせいで、船は大破、
船員たちは3艘のボートに分かれ、
大海原を漂流する事になる。


飢えと乾きと疲労で、次第に弱っていく船員たちは、
生きる為に、ある行動に出るのだが・・・。





以前に、グレゴリー・ペックの「白鯨」の
感想を書いたけれど、
これは、その前日譚と考えればいいのだろうか。


そもそも、「エセックス号の沈没」というのは、
実話と考えていいらしい。
「白鯨」がオリジナルだとしたら、
どこまでが実話で、
どこまでが架空の話なんだろう。


この映画のタイトルから、
捕鯨船の船員たちが
白鯨とどれほどの死闘を繰り広げるのかと思っていたら、
お話は、捕鯨より、
漂流に重きが置かれているように感じられた。


漂流した人々がする、
「人には言えない話」、といえば、
大体こんなもの、というか、
ありふれた話のような気がするけど。


クリス・ヘムズワースはやっぱりスターだな、と思う。
大勢男たちがいても、
自然に彼に目が行くもの。
そうなるように撮っているのだと言われれば、
それまでなんだけどさ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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