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「007 スペクター」 [映画]

007spectre.jpg
〔2015年/イギリス〕


メキシコの「死者の祭り」で、
人がごった返している中、
凶悪犯・スキアラ(アレッサンドロ・クレモーナ)と
派手にやり合ったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)。


それは、ボンドの単独行動だったため、
怒ったM(レイフ・ファインズ)は、
職務停止を言い渡す。


折しもイギリスでは、
国家安全保障局の新しい長に任命された、
マックス・デンビ(アンドリュー・スコット)が、
MI6不要論を掲げたため、
ボンドの地位は危うくなる。


悪の組織「スペクター」の存在を突き止めたボンドは、
ロンドンから出るなとの命令を無視し、
同僚・Q(ベン・ウィショー)の協力を得て、
国外へ。


「スペクター」の鍵を握る
ホワイト(イェスパー・クリステンセン)の娘・マドレーヌ(レア・セドゥ)に近付き、
彼女を守りながら死闘を繰り広げるボンドだったが・・・。





やっぱりカッコいいね、
ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドは。
歴代ナンバーワンのボンドと言われるのも納得。
彼がボンドを演じるのは、これで4作目。
次はどうなるのか分からないけど、
彼の後の人はやりにくいだろうな。


冒頭から魅せてくれる。
小手調べに軽く一発かと思っていたら、
とんでもない。
最初からそんなに飛ばしちゃっていいの?ってくらいの派手さ。
その場面は予告で何度も観ていて、
凄いと思っていたけれど、
「掴みはOK」ってやつだわね(笑)。


その後も派手なアクション、
カーチェイス、ヘリコプターでの追跡、
建造物爆破など、凄いシーンの連続。


友人から聞いたのだけれど、
この映画でCGは全く使われていないってホント?
本当だとしたら、凄い事だわ。
なんというか、一歩間違ったら大惨事みたいな場面ばかりで。


それから、目を背けたくなるような、
ボンドへの拷問のシーンがある。


悪役・クリストフ・ヴァルツが、
機械を操作して、ボンドの体のある部分にある事を・・・。
ぎゃー!やめてー!と叫びたくなるような恐ろしさ。


クリストフ・ヴァルツって、
今年の2月に観た映画、「ビッグ・アイズ」で、
めっちゃ神経逆撫でされる役をしていたけれど、
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2015-02-01
やっぱりこういう嫌な役が似合うのねぇ(笑)。
腕力はなさそうだけど、
その分、他の方法で他人を不快にさせる術を知っているような
男の役が。


まぁ、007という映画の性質上、
当然ボンドは危機を脱出するのだけれど、
あんな目に遭って、
肉体的に立ち上がれなさそうなダメージを負ったというのに、
その後、何事もなかったかのように、
アクションをこなしている事に笑った。


他にも色々突っ込みどころはあったけれど、
そんな事はどうでもよくなるくらい楽しめる1本。


評価 ★★★★☆

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