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「インサイド・ヘッド」 [映画]

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〔2015年/アメリカ〕


11歳の少女・ライリーは、
アイスホッケーが大好きで、
家族も、友達も大切な、
元気で活発な女の子。


そんなライリーは、
父の仕事の都合で、
生まれ育ったミネソタの田舎町から、
大都会のサンフランシスコに引っ越す。


そんな彼女の頭の中で、
5つの感情、
喜び、
怒り、
嫌悪、
怖れ、
そして悲しみが、
彼女の幸せを守ろうと奮闘しているが・・・。





人間が持つ5つの感情を
11歳の少女・ライリーの人生に重ね合わせて描いた
ディズニー映画。


劇場内は、幼い子供でいっぱい。
もう夏休み?
それとも、夕方だったから、
幼稚園や学校が終わってから来たのか。


これって、子供に意味がわかるのかと
思いながら観る。
人の感情は一つじゃなく、
複雑に絡み合っているのは、
大人だから、より理解できるんじゃないだろうか。


そのせいか、子供の笑い声は殆ど聞かれなかった。
(私が観た回がたまたまそうだったのかもしれないけど)


この5つの感情たちは、
喜びがリーダー格となって、
動いているように描かれる。


やっぱり人は、
まず喜びがあって、
それ以外の負の感情は、
脇役、いや、脇役であってほしいという
願いの表れなんだろう。


とはいえ、
人には、
喜びだけでなく、
悲しみや、他の感情も必要ってオチで。


それから、
普段、思い出したくない、
嫌な出来事が溜まっている場所というのが、
真っ暗で怖い。
年を重ねれば重ねるほど、
あの真っ暗な場所が広がっていくのかと思うと
怖ろしい(笑)。


・・・と、そんな事を考えてしまう
自分は嫌な人間だわ(笑)。


私は、5つの感情たちより、
ライリーという少女がとても好きになった。
今度は、ライリーの人生だけを描いた映画が
観てみたい。


評価 ★★★☆☆

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