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「マックQ」 [映画]

McQ.jpg
〔1973年/アメリカ〕


シアトルの刑事・マックQ(ジョン・ウェイン)は、
仕事上の相棒・スタンを射殺され、
自分の手で犯人を突き止めようと決意する。


事件はどうやら麻薬絡みらしいと気付いたマックQは、
麻薬王・サンチャゴ(アル・レッティエリ)を締め上げるも
無駄に終わる。


それどころか、上司のエド(エディ・アルバート)から、
事件から手を引けと通告されてしまい、
それなら勝手にさせてもらうと、
バッジを外して部屋から出る。


私立探偵の登録申請をし、
捜査を続けたマックQは、
事件が腐敗しきった警察と犯罪組織との
癒着にあると気付き・・・。





ジョン・ウェインが、
西部劇以外の映画にどれくらいの数出たのか、
私には分からないけれど、
刑事役というのが、
とても珍しく思えた作品。


ジョン・ウェインは身長190センチ以上あると、
何かで読んで以来、
ずっと信じてきたけれど、
これを観ると、
他の刑事役の俳優さんたちと、
そこまで差があるようには見えず、
「やっぱり向こうの人は全体的に大きいのかなー」
と思いながら観ていた。


でも、今、検索してみると
高身長というのは、あくまでもプロフィール上の事で、
大きく見せるような撮影をされていたと
書かれているサイトもある。
(ハリウッドマジックというらしい)


結局、ハッキリした事は分からない。
ただ、彼が横から映されている場面で、
首の太さに驚いたのは事実。
それはまるで丸太の上に顔が乗っているような感じで(笑)、
とても変な言い方だけど、
もし素手で彼の首を絞めようとしたとしても、
絶対無理な気がするような、
そんな感じ。


それから、警察に押収された麻薬の行方って、
実際のところ、どうなってるの?と思った作品でもある。


この映画では、
倉庫に保管された麻薬を運びだし、
焼却処理するように描かれているのだけれど、
その際に、
横流しするような不届きな警察官がいても
不思議ではないな、と思わされて。
(日本でも同様の事件が過去にあったような)


有名な、
砂浜でのカーチェイスが、
噂通り、面白かった。
障害物の多い道路でのカーチェイスは、
よくあるけれど、
何もない海岸を
どこまでもどこまでもひたすら犯人を追いかけるって、
意外と見入ってしまうものだな、って。
中々の見応え有り。


評価 ★★★☆☆

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