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「キルショット」 [映画]

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〔2008年/アメリカ〕


ベテランの殺し屋・ミッキー・ロークは、
誤って弟を殺してしまったトラウマに、
今も悩まされている。


そろそろ殺し屋稼業も潮時だと考えた彼だが、
マフィアからの依頼を受け、
ターゲットの家へ出向く。
しかし、ターゲットの愛人に顔を見られた事から、
彼女を殺してしまい、
報酬をもらえないどころか、追われる羽目にまでなってしまう。


そんな中、
凶暴なチンピラ・ジョゼフ・ゴードン・レヴィットと知り合ったロークは、
彼と組み、不動産屋を恐喝し、
金を奪う計画を立てる。


ところが、従業員の女・ダイアン・レインと、
たまたま居合わせた彼女の夫・トーマス・ジェーンに反撃され、
計画は失敗。


レインたちに顔を見られたロークは、
2人を殺そうと、居場所を捜し始める。
FBIはそんな夫妻を証人保護プログラムの元、
名前を変えさせ、全く別の州に住まわせるのだが・・・。





日本では劇場未公開だったらしい。


以前のイケメンスターから、
すっかり容貌が変わってしまったミッキー・ロークだけど、
そんな彼だからできたと思われる、
この映画での役。


彼は本作の中で、
なぜかネイティブアメリカンという設定で出ている。
「ナインハーフ」の頃の彼だったら、
そのような設定は考えられない気がするんだけど、
この映画では、私には全く違和感を感じずに
観る事ができた。


こういう事って、
アメリカ人からするとどうなんだろう。
彼はちゃんと、ネイティブアメリカンに見えるんだろうか。
その辺の所はよく分からない。


ジョセフ・ゴードン・レヴィットのチンピラっぷりがすごい。
私は彼が好きだけれど、
どちらかというと、インテリっぽい雰囲気を買っていたので、
そのギャップに驚いてしまう。
これはこれでいいけどね。
どんな役でもこなせるスターという証明だろうし。


よく犯罪映画で、
証人を守るために、保護プログラムで、
知らない土地に住まわされたりする場面があるけれど、
観ていて、とても不安な気持ちになってしまった。


だって、自分の意思とは関係なく、
まるで縁の無い、
知らない土地に行って暮らすだなんて、
大海原に浮き輪も無しで放り出されたような、
怖さを感じる。


日本では、犯罪に巻き込まれた場合、
そういったシステムはあるんだろうか。
神様、どうか、
私がそのような目に遭いませんように。
(遭わねーよ(笑))


評価 ★★★☆☆

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