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「地獄の夜は真紅だぜ」 [映画]

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〔1962年/日本〕


佐渡で興行中のあるサーカス団。
メインの出し物である、
バイク曲芸「地獄の夜」の最中、
運転者が射殺される。


このサーカスでは、
以前から麻薬の取引が噂されており、
また、1年前には他の団員が不審な死を遂げている事から、
当局が動きだす。


一方、佐渡から新潟に戻る船に乗っていた、
流れ者の伸二(小林旭)は、
自分を売り込み、サーカスに入団する。


その頃、沖の大型貨物船では、
中国人が麻薬密輸の相談をしており・・・。





凄いタイトルだよ。
「だぜ」って言われてもなぁ(笑)。


小林旭氏の映画は、
今一つ、食指が動かないというか、
観る気がしないというか。
ストーリー重視の私にとって、
物語に深みが無い事が、
観なくても想定できるというのが、
一番の理由なんだろうけど。


でも、これは観ちゃった(笑)。
理由はないけど、なんとなく。
やっぱり想定通りだった(笑)。


流れ者がいきなりサーカスに入団。
清純そうなヒロイン・松原智恵子に惚れられるも、
もう一人のちょっとやさぐれた女団員に嫉妬されるというのも
予定調和。


サーカスに突然入ったのに、
いきなりバイクの曲芸ができるというのも、
想像通り(笑)。


とはいえ、
観る前は予想していない事もあった。
それは小林氏が、突然歌い出す事。
ミュージカルでもないのに、
彼だけが突然歌う。
あの甲高い声で(笑)。
ファンの方ならたまらないんでしょうけれど、
私にとってはどうでもよく、
ひたすら歌が終わるのを待つ(笑)。


ラスト近くに、
意外な人物が味方だったりして、
その辺りは、そこそこ楽しめる。


評価 ★★★☆☆