「戦場の小さな天使たち」 [映画]
〔1987年/イギリス〕
私は会社勤めをする傍ら、
某図書館にて、「映画上映ボランティア」という活動をしています。
活動内容は、もう名前の通り、
近隣住人の皆さまの為に、
図書館内の映写室にて、
映画の上映をして楽しんでいただくというものです。
メンバーになる条件はたった1つ。
「図書館で働いていた人、もしくは現在働いている人」。
私は以前、図書館に勤務し始めた時、
このボランティアの事を知り、
大好きな映画に、そういった形で接せられるという、
趣味を実益を兼ねた活動が自分に合っていると思い、
メンバーに加えていただきました。
その後、事情があり図書館は辞めざるを得なくなりましたが、
この活動だけはずっと続けています。
上映作品は、半年に一度の会議で決めるのですが、
その日は、会社を休んで必ず出席します(笑)。
それはもう楽しくて、盛り上がって、
話しているうちに、だんだんエキサイトしてしまい、
大笑いのうちに会議が終わる、そんな感じです。
図書館が保有しているソフトの中から、
作品を選ぶわけですが、
何でもいい、というわけではなく、
まず、当たり前の事として、
上映権が付いている映画を選ぶのが大前提としてあります。
それから、これは明確な決まりではないのですが、
劇場公開されてから10年以上経っているもの、
そして、エロシーンの無い物が望ましい、というのもあります。
というのも、狭い映写室で、
近隣の方が皆でエロシーンを観るというのが、
大変に気まずく、
いたたまれないというのが、最大の理由です。
ただ、そういったシーンが無いと思って上映してみたら、
結構激しいのがあった、なんて事もあり、
そういう時は、ひたすらその場面が過ぎ去るのを待つしかありませんが(笑)。
メンバーの皆さんの作品の選びは様々。
子供が主役の映画、
古い日本の映画、
ロマンティックな映画、
イケメンが出ている映画、などなど。
お当番の日は、お客様と一緒にその映画を観られるので、
皆さん、真剣です(笑)。
なぜ突然、このような事を書いたかと言いますと、
この、「戦場の小さな天使たち」は、
ずっと以前、私が観たくて上映作品として組み込んでもらったのに、
お当番の日に、何かの事情で行けず、
別の方と交替してもらったという、
残念な思い出があるのです。
以来、この映画の事がずっと頭にあったのですが、
2月にフジテレビの深夜に放映され、
昨日、やっと観たというわけなのです。
テレビで放映される映画も、
たまにそういう事があるから侮れない。
この映画も、とても面白く、
なんだかリベンジできたようで嬉しかったんです。
評価 ★★★★☆