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「悪魔の棲む家」 [映画]

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〔2005年/アメリカ〕


1974年。
ロングアイランドの大邸宅で、
長男が家族6人を射殺するという事件が起こる。
長男は、家から聞こえてきた声に従っただけだと主張する。


1年後。
3人の子供を育てるキャシー(メリッサ・ジョージ)は、
かねてからの恋人・ジョージ(ライアン・レイノルズ)と再婚、
家族の住む家を探していたところ、
大邸宅が破格の値段で売られている事を知る。


その家を買ったキャシーたちは、
夢だった一戸建ての生活に有頂天になるが、
家族に異変が起こるようになる。


幼い娘・チェルシーは、
大人には見えない友達・ジョディと遊ぶようになり、
ジョージは粗暴な性格に変わってしまう。


この家には何かがある。
そう気付いたキャシーは、
神父・キャラウェイ(フィリップ・ベイカー・ホール)に相談するが・・・。





統計を取ったわけではないけれど、
アメリカのホラーで、
家に居つく霊のお話って、とても多い気がする。


日本のホラーはどうだろう。
これも、そう詳しいわけじゃないけど、
家自体が呪われてるお話って、
あんまり無い気がする。
(一つも無くはないだろうが)
古い怪談にしても、
幽霊や妖怪は出てきても、家が怖いという事はない。


その違いってなんなのか。
日本の家には、地下室もないし、
全体的にオープンな感じで、
魔が憑りつく隙間がないという事か。


で、この、「悪魔の棲む家」。
そう悪くはなかった。


まず、母親が再婚で、
3人の子供を連れているという設定が上手く生きている。


新しい父・ジョージが、
どこからともなく聞こえてくる、
家からの、「殺せ・・・殺せ・・・」の声に、
次第に様子が変になり、
子供に対して、虐待に近い行為をするようになる。
しかし、妻・キャシーはまさか家のせいとは思わないから、
継子いじめのように感じてしまって、
次第に家族仲が悪くなるという流れになる。


しっかし、買った家に何か問題があるって、
辛いだろうと想像する。
殆どの人の場合、家は人生で一番大きな買い物なわけで、
そう簡単に買い替えなんてできないもの。
霊云々はともかく、
ご近所にどんな方が住んでいるとか、
騒音とか、
買ってみてからでないと分からない事の方が多い。


この映画も、
「引越せばいいじゃん」などと簡単に思ってしまうけど、
なかなかそう出来ないものね。


悪魔祓いを試みる神父様が情けなくて(笑)。
最初はすんごく頼れそうと思ったのに、
ある現象が起こると、
スタコラ逃げ出してしまう始末。
何かを用意して、
戻ってきてくれるのかと思ってたけど、
一度も来る事なく、映画は終わった(笑)。


末っ子のチェルシーを演じているのが、
クロエ・グレース・モレッツと、
ほんの今知ってビックリ。
全然気付かなかった。
なんだよー、最初から知っていれば、
そのつもりで観たのにー。
もうソフトは返しちゃったよ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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