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「俺は待ってるぜ」 [映画]

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〔1957年/日本〕


横浜で小さなレストランを経営する石原裕次郎は、
ある夜、波止場で海を見つめる女・北原三枝に、
何か不安なものを感じ、家に連れ帰る。


クラブ歌手の北原は、
楽屋で、顔役の弟・波多野憲に襲われそうになり、
花瓶で頭を殴り、逃げてきたのだ。


石原は、1年前に移民としてブラジルに渡った兄の所へ、
もうすぐ行く事になっていたが、
なぜか、兄からの便りがなく、
こちらから出した手紙も戻って来てしまう事に不安を感じるが、
どうする事もできずにいた。


北原は石原のレストランで働きはじめ、
2人は次第に惹かれあってゆくが、
街で北原を見かけた波多野に、
ついに居場所を知られてしまう。


また彼女は、
石原の友人の医師から、
石原の過去について聞かされ・・・。





2年ほど前だっただろうか、
「徹子の部屋」に石原まき子(北原三枝)さんが出られた時、
まだ若かった頃の、
裕次郎さんからのお手紙を公開された事があった。


その内容というのが、
「マコちゃん、どうして今日は先に帰っちゃったの?」といったような、
年上の恋人であるまき子さんに甘えているような、
めちゃくちゃ可愛いラブレターで、
私の中に、強烈な印象を残したことを覚えている。


まき子さんは、年齢もそうだけれど、
俳優としても、石原さんより先輩だそうで、
だから、お付き合いを始めた最初の頃は、
自分がイニシアチブを取っていたのだとお話され、
当時を知らない私には、
そのようなエピソードを知るのが、
とても珍しく、嬉しかった。


で、そんな事を考えながら、
このような映画を観ると、
2人の様子が微笑ましくて、
ちょっと暗いお話なのに、
ニコニコしながら観てしまう。
2人が見つめ合ったりすると、
恋の火花が見える(気がする(笑))。


それに、2人とも長身で、
カッコいいんだな。
ちびっ子の私には、
生涯無理なシルエット。
羨ましいわ(笑)。


メインの悪役を二谷英明さんが演じているのはいいとして、
二谷さんの舎弟の一人で、
名前もないチンピラの役を杉浦直樹さんらしき方が演じている事に驚いて、
一度、テープを止めてネットで確認しちゃったよ(笑)。
やっぱり杉浦さんだった。
沢山いる、その他大勢の俳優さんの中から、
有名になれる人と、そうでない人ってのは、
どこで差がつくんだろうと考えたりもして。


評価 ★★★☆☆

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