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「ノア 約束の舟」 [映画]

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〔2014年/アメリカ〕


アダムの末裔であるノア(ラッセル・クロウ)は、
ある夜、怖ろしい夢に目が覚める。
地上が深い水の底に沈み、
生き物全てが溺れ死んでいるのだ。


それは神の啓示だと悟ったノアは、
大洪水に備えて、
巨大な舟を造り始める。


舟には、
ノアの家族である、
妻のナーマ(ジェニファー・コネりー)、
長男・セム(ダグラ・ブース)、
次男・ハム(ローガン・ラーマン)、
三男・ヤフェト(レオ・キャロル)、
そして養女のイラ(エマ・ワトソン)が乗り込む予定。


人間以外では、
地上のあらゆる動物のつがいがやって来る。
洪水が引いたあと、子供が産めるようにと。


そんな中、ノアの父を殺した、
トバル・カイン(レイ・ウィンストン)が、
ノアの計画を知り、船を乗っ取ろうとやって来て・・・。





ノアの方舟のお話は、
子供の頃から知っていたけれど、
その舟の形までは考えた事がなかった。


なるほど、「方舟」って言うだけあって、
「箱舟」だ(笑)。
なんというか、
まだ切っていない食パンみたいな形。
今、普通に海に浮かんでいる船とは全然違う。


その中に、あらゆる生き物がつがいで乗り込むわけだけど、
笑ったのは次男の発言。
父には母が、
兄にはイラが、
つがいとして乗るのに、
なんで自分には相手がいないのか、って。


そ、そこ?(笑)
面白いなぁ。
彼は女の子が欲しくて仕方ないみたいだ。
で、初めて会った女の子を
舟に乗せようとするんだけど、
それが叶わず、
父を恨むようになる。


ノアの方舟って、
汚れちまった人間たちを
洪水で流して、
リセットする話だと思っていたけれど、
ノアの家族からして、この調子だとは。
人間は、憎しみや欲からは、
解放される事はないという事?


宗教の素養がないから、
完全に理解したとは言えないかも。
ノアが、ある「殺し」を宣言する理由も、
なんだかよく分からんかった。
私には理解力がないんだろうなぁ。
そもそも、このノアって神様から選ばれるほど良い人間?
というのも思ったし。


それから、
これは映画に対する疑問じゃないけど、
動物たちをつがいで乗せるのはいいとして、
それらが子供を産んで、
その子供がさらに子供を産むとしたら、
それは近親婚になるという事?
これは子供の頃から考えていた疑問。


評価 ★★★☆☆

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