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「狼の挽歌」 [映画]

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〔1970年/イタリア〕


バハマ島で愛人・ジル・アイアランドと
バカンスを楽しんでいた殺し屋・チャールズ・ブロンソンは、
彼女とドライブ中、
何者かに追いかけられる。


追いつかれたブロンソンは銃で撃たれるが、
幸い軽傷、
逆に敵の銃を奪い、3人を殺した。
しかし、自分を撃った男はアイアランドを連れ、
逃げてしまう。


ニューオリンズに戻ったブロンソンは、
自分を撃った男がレーサーである事を知り、
レース中の男の車を狙撃、
車はクラッシュして炎上、男は死ぬ。


マイアミに出掛けようと空港に行ったブロンソンは、
カウンターである写真を渡され、驚く。
そこには、ターゲットを狙って、
ライフルを構える彼の姿が写っていたのだ。


そんな彼を、黒社会の大物テリー・サバラスが
自宅に招待する。
すると、プールで全裸で泳ぐアイアランドがおり、
ブロンソンは、彼女がサバラスの愛人になった事を知る・・・。





文章が下手で、
上手く粗筋が書けないのだけれど、
実際はもっと面白い。


一匹狼のチャールズ・ブロンソンが渋くて。
彼は誰に誘われても、
決して仲間になったりしない。
孤高を貫く姿がカッコいい。


しかし、そんな彼にも弱点がある。
それは女(笑)。
いや、不特定多数というのではなく、
彼はジル・アイアランドを深く深く愛しているのよ。


けれど、さすがの殺し屋も、
彼女は手に余るようで(笑)。
アイアランドは、
完全にブロンソンのものになったかに思わせて、
また裏切る。
その繰り返し。


殺し屋を怒らせては駄目でしょ。
可愛さ余って憎さ百倍だ。
悪女もちょっと彼を甘く見ていた所があったようで。


ラストの演出が凄い。
ほぼ、無音の中、
ブロンソンがある事件をおこし、
こちらは、息を止めて観てしまう。


ブロンソンとアイアランドは、
私生活でも本当の夫婦なのだそうだ。
深く愛し合っていたそうで、
なるほど、どうりで息が合っていたはずだわ。


評価 ★★★☆☆

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