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「マイティ・ソー ダーク・ワールド」 [映画]

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〔2013年/アメリカ〕


ロンドンで重力の異常が起こり、
その調査にやって来た、
天文学者・ジェーン(ナタリー・ポートマン)。


これは宇宙全体の統治を企む、
ダーク・エルフの仕業であったが、
何も知らないジェーンは、
調査を進めるうちに、
自らの体に、「ダーク・エルフの力」を取り込んでしまう。


ジェーンの危機を知ったソー(クリス・ヘムズワース)は、
彼女を助けるべく、
地球に下り、
自分の世界、“アスガルド”へ連れ帰る。


「ダーク・エルフの力」を狙い、
マレキス(クリストファー・エクルストン)が、
“アスガルド”へ攻め込んでくる。


苦戦するソーは、
弟であり、
また最大の宿敵でもあるロキ(トム・ヒドルストン)に、
共に戦ってほしいと協力を求めるが・・・。





本作の劇場公開を前に、
先日、慌てて観た(笑)「マイティ・ソー」。
やはり前作は序章といった感じで、
ファンの方にとっては、
こちらがメインなのだろうと感じる。


それから、これって、
「アベンジャーズ」の続編でもあるわけね。
「アベンジャーズ」は劇場で観て、
こちらのレビューでも感想を書いたけれど、
何を書いたかさえ覚えていなくて、
読み返すのが怖ろしくて、
さっきまで開けなかった(笑)。


だってね、
何も分かっていなかった私が、
知ったかぶって、
トンチンカンな事を書いていたら、
めっちゃ恥ずかしいなと思って。


で、さきほど、
勇気を出して読み返してみたのだけれど、
大丈夫だった(笑)。
正直に「意味わからん」と自己申告して、
ホッとした(笑)。
「アベンジャーズ」も、もう一度観て、
今度はきちんと理解たいと思う。


で、このシリーズ。
分かったような事は言えないけれど、
やっぱり影の主役はロキなのかなぁと思う。


筋肉馬鹿(ごめんなさい)の兄・ソーと違って、
屈折し、
心の奥底で何を考えているのか計り知れないロキ。
出生の秘密を抱え、
生涯、その事で苦しむであろう彼は、
単純な悪役ではない。
おそらくはファンも多いだろうと想像する。


続編がさらに作られそうなので、
ソーとロキの対峙が楽しみだ。


それから、本筋とは関係ないけれど、
ジェーンが、重力の異常を調査する現場が、
星新一さんのSF短編小説、
「おーい でてこーい」を思い出させて、
大変に興味深かった。
古い本だけれど、
そんな昔から、星さんは、
21世紀の映画に通用するようなSFを書かれていたのかと思うと、
その才能に驚嘆。


とても短い小説なので、
時間はかからないです。
興味のある方に読んでいただけたら、と思いました。
この映画だけでなく、
今の日本全体を、そして世界をも風刺するような、
薄っすらと怖い内容です。


評価 ★★★☆☆

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