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「キー・ラーゴ」 [映画]

KeyLargo.jpg
〔1948年/アメリカ〕


フロリダの南にある島・キー・ラーゴに、
復員兵のハンフリー・ボガートがやって来る。


将校だった彼は、
戦死した部下の父・ライオネア・バリモアと、
部下の妻・ローレン・バコールがこの島で暮らしている事を知り、
見舞いにきたのだ。


バリモアは、ホテルを経営していると聞いてきたのだが、
何かがおかしい。
ホテルはエドワード・G・ロビンソンをボスとする
ギャングの一味の根城にされていたのだ。


暴力的なロビンソンたちに、
バリモアも、バコールも、
どうする術もなく、
さらにギャングたちは、やって来た警官まで撃ち殺す。


今夜限りでホテルを立つというギャングたちだったが、
島に大きな嵐がやって来たため、動きが取れず、
逃亡用の船まで失ってしまった。
彼らはボガートに盗んだ船を操縦させ、
キューバに逃げようとするが・・・。





もともと舞台劇だったものを映画化した
作品だそうだ。
そう知ると、ほぼ密室劇なのも納得がいく。
終盤の船の中でのクライマックスシーン以外、
話はほぼホテルの中だけで進行する。


そのせいかどうか、
それが私にはちょっと退屈だった。
心理的な駆け引きはあるのだけれど、
それほど凄いものとは感じられず、
ダラダラと観てしまう。


嵐のシーンは「おっ!」と思ったけれど、
意外なほど早く去ってしまった(笑)。


けれど、この退屈さを乗り越えると、
船上での面白さが待っている。
ここでのボガートとロビンソンの駆け引きはなかなか見応えがある。
やっぱり映画はラストが重要。


ローレン・バコールがめちゃくちゃ綺麗。
ボガートと彼女は、
実生活では夫婦なのだそうで、
しかもボガートにとっては4番目の妻。
ウィキペディアによると、
大変に仲が良かったとか。
そう思って見ていると、
見つめ合う2人の視線に、
愛が溢れているような・・・気がする(笑)。


評価 ★★★☆☆

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