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「幸せになるための恋のレシピ」 [映画]

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〔2007年/フランス〕


清掃作業員をしながら、アパートの屋根裏部屋で暮らす
オドレイ・トトゥは、
ひょんなきっかけから、同じアパートの、
豪華な部屋に住んでいる男性・ロラン・ストーケルと
親しくなる。


インフルエンザで倒れてしまったトトゥを、
ストーケルは自室に連れていってくれ、
そのままそこで休養する。
そこでトトゥは、ストーケルの部屋に居候している
ギョーム・カネと知り合う。


カネの印象は、
最初は悪かったけれど、
次第に親しくなる2人。


カネには、老人施設に入っている祖母がいたが、
彼女がホームの生活を嫌がっていると知ったトトゥは、
自分が世話をすると申し出る・・・。





最初に、トトゥとロラン・ストーケルが出会って、
お食事する場面にちょっと混乱(笑)。
トトゥの恋のお相手は、
ギョーム・カネだろうと思っていたし、
なんとなく、こういった物語って、
恋に落ちる者同士が、
最初に知り合うという思い込みがあったから。


もし、この先、トトゥとカネが出会って、
ストーケルが失恋みたいな流れになったらイヤだなと思っていたけど、
大丈夫、
彼にはちゃんと好きな人がいた。
こういった映画は、
全員が幸せにならないとスッキリしないものね(笑)。


恋愛だけでなく、
親の問題や、老人問題にまで踏み込んでいて、
ちょっと考えさせられる。
日本は、超高齢化社会に突入するとの事だけれど、
フランスの事情はどうなんだろう。


私は、西洋の方は、
ドライなその考え方から、
老後は老人施設で暮らす事を割り切っているのかなと
思っていたけれど、
意外とそうでもないのだと知った。
考えてみたら、当たり前ね。
皆が同じ考えを持っているわけじゃない。
色々な人が、色々な事情を抱えているのだもの。


トトゥはやっぱり魅力的で大好き。
この映画も、とても自然体で、
あまりお化粧っ気のない、
普通の女の子を演じていた。


ギョーム・カネは、
シェフという役柄だったけど、
物語の本筋に、その職業は、
あまり関係なかったな。


それから、
多くの方が書かれているようだけれど、
これは邦題が良くないなぁ。
しかも、パッケージの裏の、
人物相関図の説明書きも間違ってる。
(あ、もしかして、客寄せの為にわざと?)
物凄くやっつけ仕事な感じがするのだけれど、
どうなんでしょう。
いくら日本未公開作とはいえ、
せっかくオドレイ・トトゥが出ているんだから、
本当に勿体ないです。


評価 ★★★☆☆

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