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「ザスーラ」 [映画]

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〔2005年/アメリカ〕


6歳のダニー(ジョナ・ボボ)は、
ちょっと仲の悪い10歳の兄・ウォルター(ジョシュ・ハッチャーソン)と、
お年頃の姉・リサ(クリステン・スチュワート)と共に、
離婚した両親の家を行ったり来たりする生活。


今日もウォルターに馬鹿にされたダニーは、
地下室から古ぼけたすごろくの様な
ボードゲーム・「ザスーラ」を見つけ、
ウォルターを誘い、遊び始めた。


ねじを巻いて、ボタンを押すと、
カウンターが回り、
出た目の数だけ、自分の駒が進む。
そして、何らかのメッセージが書かれたカードが飛び出す。


そんなからくりのゲームだったが、
始めた途端、なんと彼らは家ごと
宇宙に漂う事になってしまった。


次から次へと起こるピンチ。
ゲームを終わらせなければ、
永遠に地球には帰れない。
ダニーとウォルターはどうなるのか・・・。





とても楽しかった映画、「ジュマンジ」。
これは同じ原作者が描いた、
宇宙版「ジュマンジ」といった趣の内容。


「ジュマンジ」ほどのインパクトはないけれど、
結構楽しめる。
家の周囲の様子が何かおかしいと気付いたダニーが、
玄関を開けた時、
私まで、「おぉー!」と独り言を言ってしまった。


それはもう、
手の届きそうな目の前に惑星がある、
本物の宇宙。
映画とはいえ、
ダニーが自分だったら、と想像すると、
そのショックは計り知れない。


この映画を、誰か幼い子供と一緒に観たら楽しいだろうな。
子供ならきっと、
目をキラキラさせたり、
大人以上にハラハラしたり、
その表情を見ているほうが、
面白いかもしれない。
私の周囲に、幼い子供がいないのが残念だ。


すこし話を引っ張り過ぎな気はする。
宇宙での出来事はトラブル続きで、
それなら、さっさとゲームを終わらせればいいのに、
ダニーの番と、ウォルターの番の間に、
喧嘩したり、「もうしない」と言ったり、
ちょっと面倒臭い(笑)。


公開当時、劇場で観ようと思ったのに、
機会を逸し、
結局、8年も経ってしまった。


でも、姉役をクリステン・スチュワートが演じていたのが驚きだし、
収穫とも言える。
もし劇場で観ていたら、
スチュワートは、
ただの主人公の姉役の女の子で、
名前も憶えなかっただろう。
(今調べてみたら、「パニックルーム」で、
 ジョディ・フォスターの娘役を演じたのも彼女なのね)
映画は劇場鑑賞がベストなのは分かってるけど、
時間が経ってからの自宅鑑賞も、
それはそれで楽しみがあって、悪い事ばかりではない。


原作の絵本も素晴らしかった「ジュマンジ」。
この「ザスーラ」の絵本も、
早速、図書館に予約を入れた。
早く読みたいな。


評価 ★★★☆☆

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