SSブログ

「稲村ジェーン」 [映画]

inamurajane.jpg
〔1990年/日本〕


昭和40年。稲村ヶ崎。
骨董屋で働く加勢大周は、
伝説の大波「稲村ジェーン」を待っていた。


そこに、
友達の金山一彦や、
チンピラの的場浩二、
ソープ嬢の清水美砂が絡んできて・・・、
・・・というストーリー・・・だと思う(笑)。





サザンオールスターズの事は好きでも嫌いでもない。
シングル曲は知っていると思うけど、
積極的にアルバムを買ったり借りたりしたこともない。


ただ、この桑田佳祐氏が監督したという、
この映画は、ずっと前から観たくてたまらなかった。


なぜって、
誰に聞いても、
映画サイトを見ても、
大多数のかたが、大変な酷評をされていて、
そんなに凄い内容なら、
逆に観てみたい、って(笑)。


うーん・・・・・・
確かに、何が言いたいのか、
さっぱり分からなかったというのが、
正直な感想。
ジャンルさえ、よく分からない。
リアルなドラマなのか、
ファンタジーなのか。


サーファーのお話とも言えない。
なにせ、
登場人物たちが、サーフィンをする場面は一度もない。
伝説の波と言われる「稲村ジェーン」が見られるわけでもない。


世間の評価と私の評価が、
必ずしも一致するわけじゃないし、
合わせるつもりもないけれど、
これは酷評したくなる人の気持ちも分かる。


退屈な映画を観た時、
私の中で、それを表現するのに、
「味の無い食べ物を延々と食べさせられている感じ」というのが、
一番近いイメージなのだけれど、
この映画はまさしくそれ。
ただ、一度見始めた映画を途中でやめるのは、
なるべくしたくないので、
とりあえず、エンディングまで頑張って食べた(笑)。


多くのかたが書かれているけれど、
桑田氏の立派なところは、
これに懲りて、2作目を作らなかった事。
人間、諦めてはいけないとの言葉もあるけれど、
諦めが肝心、という言葉もある。
苦手と気付いた事を、
無理に続ける必要はない。


評価 ★★☆☆☆

nice!(24)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画