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「続 黄金の七人 レインボー作戦」 [映画]

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〔1967年/イタリア〕


今回もまた、
銀行からの金庫強奪に成功した、
7人の男+ロッサナ・ポデスタの8人。
ところがトンネルを出た所で、
銃を構えた男たちが包囲しており、
連れてゆかれる。


どこかの部屋に通された8人は、
ある極秘の仕事の依頼を受ける。
南米の独裁国家の革命家の将軍を
誘拐してほしいというのだ。
その為には、
原子力潜水艦を始め、
あらゆる武器を貸し出し、
多額の報酬を出すとも約束される。


8人は早速行動を開始する。
実は彼らは、
誘拐とは別に、大きな目的があった。
将軍が保有する、
大型船いっぱいに積まれた金塊を、
どさくさに紛れて奪ってしまおうと考えているのだ・・・。





前作が良すぎたせいか、
これは期待とはちょっと違っていた。


8人は、もっと単純に、
泥棒だけをしてほしかったなぁ。
彼らは泥棒にかけてはプロだけど、
南米の革命家を誘拐するほどの
度量はないと思われる(笑)。


前作で、
「極端に鈍臭い人がいないのがいい」と書いたけれど、
今回はミスが多い。
高い所からスパナを落としたりとかの凡ミスが。
それから、相当な訓練を積んでいるはずであろう、
革命軍の兵士たちが、
泥棒たちに頭を殴られただけで、
簡単に倒れてしまうのも変。
泥棒たちは、腕力が無い事を、
知恵と工夫でカバーしてきたのだから。


ロッサナ・ポデスタが、
前作と同様、
お色気を振りまいていて、
これは最高。


彼女は、アメリカ人の記者として、
将軍に接近して、
そのお色気で、
将軍を骨抜きにしてしまう。


将軍のじらされっぷりが笑える。
お部屋に2人きりになっても、
なかなか次の段階へ進めない。
彼は意外と紳士らしく、
そんな状態でも無理矢理押し倒したりはせず、
ポデスタの言いなり(笑)。


一番可笑しいのは、
兵士たちが一大事を告げに、
部屋にやって来たのに、
「そんな事はどうでもいいーー!
 俺は女の方が大事なんだーー!
 女、女、女だーー!」と
(実際は、そんな事言ってませんが(笑))
追い返してしまった場面。


「革命家なんて一皮剥けばそんなもん」って
揶揄しているようで、笑えた。
政治的問題は抜きにして。


評価 ★★★☆☆

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