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「ワールド・ウォー Z」 [映画]

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〔2013年/アメリカ〕


元国連捜査官のブラッド・ピットは、
妻と娘2人と平穏に暮らしている。


ある日、一家が車で出掛けると、
渋滞にハマり、
横をすり抜けたバイクがサイドミラーを壊して去って行った。
何事かと車外にピットだが、
街の様子がどこかおかしい。
人々はパニック状態となり、
大混乱となっている。


わけが解らないまま、
なんとか逃げ出した家族は、
感染すれば人間がゾンビのようになってしまう、
未知のウィルスが蔓延している事を知る。


元国連職員としての能力を買われた彼は、
全世界に広がっている、
ウィルスの原因と、根絶を依頼され、
家族を軍艦に預け、
世界各地に飛ぶ。


しかし、感染は彼の想像以上に広がっており・・・。





ブラピ主演のパニック映画。


劇場で映画を観る醍醐味の一つに、
観客の皆さん全員が、
固唾を飲んで主人公の運命を見守る、
というのがあると思うのだけれど、
これも、そんな映画だった。
映画自体の好みは分かれるだろうけれど、
皆さんの緊張が伝わってくる気がして、
なかなか楽しかった。


とにかく、ゾンビの動きが早くて(笑)。
あんなに早かったら、
人間なんか、すぐ捕まっちゃうよ。
ゾンビに襲われた人は、
12秒後にゾンビになってしまうらしい。
そりゃあ、感染者が爆発的に増えるのも分かるわ。


ゾンビたちが高い壁を乗り越えて入ってくる場面は、
見所の一つで、
予告を観た時は、わけが分からなくて、
「何だ、これ!?」と思ったものだ。
ゾンビは死んでるけど生きてるわけで、
だからあんな神業(?)をやってのけられたのねと、
本編を観て分かった次第。


WHOでのゾンビとの対決が面白かった。
なんというか、もう、
“だるまさんがころんだ”状態(笑)。
しかも、ブラピは、
もう有り得ないような確率で、
ゾンビと対峙できる、
ある物を見つける。
都合良すぎで(笑)。


深く考えると、おかしな事ばかり。
病気の発生源は中国だというけれど、
ブラピ一家は、街に出るまで、
その事をまるで知らなかったというのも変。


日本の状態も気になる。
島国だから、感染者はいない気がするんだけど、
アメリカでも発症したんだから、
いないとも言い切れないし。
こんな狭い日本で、あんな事になったら、
1億2千万人、全員がゾンビになるのは間違いないわ(笑)。


まぁ、よい。
何も考えずに楽しめばいい。
予告の段階から、
ブラピの素晴らしい父親ぶりを、
惚れ惚れと観ていた私は満足。
やっぱり彼はいい男。


評価 ★★★☆☆

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