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「きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏」 [映画]

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〔2005年/アメリカ〕


10歳のアナソフィア・ロブは、
神父のお父さんの転勤で、フロリダの田舎町にやって来た。
お母さんは、彼女が3歳の時に出て行ったきりで、
顔も覚えていない。
お父さんはお母さんの事を、話したがらない。


アナソフィアが今一番欲しいのは友達。
でも、この町にはなかなか親しくなれそうな子がいない。
なんだかつまらない毎日。


そんなある日、彼女は、スーパーマーケットに入り込んで、
商品をめちゃくちゃにした犬と出会う。
その犬を庇い、とっさにスーパーの名前である“ウィン・ディキシー”と名付け、
家に連れて帰る。


けれど、お父さんは犬を飼う事に猛反対。
借りているトレーラーハウスは、
家主のB・J・ホッパーさんが、教会への寄付代わりに、
家賃をタダにしてくれたお家で、
ホッパーさんは犬が大嫌いなのだ。


「必ず飼い主を見つける」という約束で、
とりあえず、家に置いてもらえる事になったウィン・ディキシー。


その日から、アナソフィアの生活は、
少しずつ変わり始める。
ウィン・ディキシーは友達作りの名人で、
彼を介して、アナソフィアにも、友達ができ始めたのだ・・・。





アメリカでベストセラーとなった
児童文学の映画化だそうだ。
日本では劇場未公開らしい。


主人公のアナソフィア・ロブは、
一番最近では、「ソウル・サーファー」で、
綺麗になった姿を見ていたので、
この映画での、まだ幼い少女の姿に、
「おぉ!」といった気持ちになる。


大人は、6年くらい経っても、
容貌は大して変わらないけれど、
子供の6年って、本当に大きい。
エル・ファニングも出てくるけれど、
彼女も今や大変な美少女。
2人ともお年頃ね。


この映画の面白い所は、
アナソフィアにできる友達が、
子供とは限らない所。
ペットショップのお兄さんだったり、
図書館のおばさんだったり、
町の片隅でひっそりと暮らす、
盲目の黒人女性だったり。


そんな彼らから、
アナソフィアは、様々な事を学んでゆく。
自分は母に捨てられたけれども、
もっと悲しい思いをしている人も沢山いるのだと。
確かに、自分が一番可哀相だと思っていたら、
何も始まらないものね。


動物映画でいつも書くけれども、
ウィン・ディキシーがお利口で感心する。
場面場面の状況に合わせて、
ちゃんと相応しい演技をする。
こういうのを見ると、
犬がいる生活もいいなぁと思ってしまう。


評価 ★★★☆☆

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