「ラストサマー2」 [映画]
〔1998年/アメリカ〕
前作の惨劇から1年。
また7月4日がやって来た。
ジュリー(ジェニファー・ラヴ・ヒューイット)は、
ボストンで大学生活を送っていたが、
悪夢に悩まされ、殺人鬼に殺される恐怖は消えていない。
そのため、恋人・レイ(フレディ・プリンゼ・Jr.)から、
帰省を促されても、その気になれず、
2人の仲はギクシャクしてしまう。
そんな彼女を励まそうと、
親友のカーラ(ブランディー)が、
ラジオのクイズ番組で当てたバハマ旅行に誘ってくれる。
メンバーは、ジュリーとカーラ、
カーラの恋人・タイレル(メギ・ファイファー)、
そして、ジュリーに片思いするウィル(マシュー・セトル)。
4人はバハマに着いたが、
島には誰もいない。
その日はハリケーンが島を襲うと予報され、
観光客は皆、帰った後だった。
そしてジュリーは、
またあの男の気配を感じる。
去年の夏、自分を殺しに来た、あの男の・・・。
昨日書いた、「ラストサマー」の続編。
まるで学習しない女主人公(笑)。
彼女が1人になる。
↓
惨殺死体を発見する。
↓
大騒ぎで人を呼びに行く。
↓
みんなが駆け付けるが死体が消えている。
↓
信じてもらえず、イライラ。
この繰り返し。
ホラー映画のお約束なのは分かってるけど、
何かもう一つ、ヒネりが欲しい。
第一、犯人は生身の人間、
死体をその都度運んだり、戻したり、
大変そうだ(笑)。
痕跡も、必ず綺麗に拭き取られてるし。
そして、お気の毒なのは
ジュリーの友人たち。
轢き逃げして、恨まれてるジュリーと一緒にいるってだけで、
ジュリーと一緒に殺人鬼に狙われる。
なーんにも悪い事してないのにね。
とんだとばっちり(笑)。
犯人はなぜ夏になると出てくる?
轢き逃げされたのが7月4日だとしても、
1年に1度だけ出てくる必要性を感じない。
ジュリーを殺したければ、
チャンスはいくらでもあるだろうに。
このようなホラーに(しかも続編)、
何もそんな追究しなくたっていいんだけど、
せっかく観てるんだから、
やっぱり色々突っ込まないと楽しくないものね(笑)。
1作目と、殆ど間を空けずに作られたようなのだけれど、
ジェニファー・ラヴ・ヒューイットが、
とっても綺麗になっているような気がした。
垢抜けたのか、
私の気のせいなのか。
評価 ★★★☆☆