「ハングオーバー!!! 最後の反省会」 [映画]
〔2013年/アメリカ〕
フィル(ブラッドリー・クーパー)、ステュ(エド・ヘルムズ)、
アラン(ザック・ガリフィアナキス)、ダグ(ジャスティン・バーサ)は
相変わらずつるんでいる、仲良し4人組。
ある日、アランは、自分のペットにと、
キリンを買い、車で運ぶ途中の高速道路で、
とんでもない事態が起こり、
ニュースになってしまう。
アランの事では心労が絶えない父は、その場で死亡。
フィルたちは、アランを矯正施設に入れようと、
車で出発する。
ところが、途中の道で、
ギャングのボス・マーシャル(ジョン・グッドマン)に道を塞がれ、
ダグが拉致されてしまう。
マーシャルは、
「タイの刑務所から脱獄した、アランの友人のチャン(ケン・チョン)を
探して連れて来い。
さもなくば、ダグの命は無い」と脅しをかけてくる。
チャンはマーシャルの大量の金塊を盗んだまま、
逃げているのだ。
アランのケータイにチャンから連絡が入った。
なんとかチャンを探し出し、
ダグを取り戻さなければならない。
フィルたちは、メキシコのティファナとラスベガスで、
チャンを追いかけ、また振り回され、
大騒動を展開する・・・。
大ヒット映画、「ハングオーバー」の第3作目にして最終章。
1・2作目ほどのインパクトはなかったけれど、
シリーズ物というのは、
お馴染みのメンバーが集まるだけで嬉しい。
始まりがバチェラーパーティでないのが、
ちょっと物足りないけど、
まぁ、仕方がない。
この中で独身なのはアランだけだし、
いきなり彼が結婚するというのは、
あまりにも説得力に欠けるし(笑)。
キリンの場面が強烈。
声にならない声が出ちゃったよ。
劇場内からも、ショックの声が聞こえてきてた。
CGなのは分かっていても、
動物愛護協会から苦情が来そう(笑)。
そしてやっぱり、「ハングオーバー」と言えばラスベガス。
ラスベガスこそ、彼らの出発点。
今回フィルとアランは、
ホテル・シーザースパレスで・・・、
これ以上は書くのはやめよう。
これから観るかたの楽しみがなくなってしまうものね。
1作目で、ポスターにも描かれていたあの赤ちゃんが、
成長した姿で出てきたのが嬉しくて、
ニコニコしてしまう。
小道具のサングラスの使い方も絶妙。
オチはなかなかハッピーで、
また振り出しに戻った感じ。
このシリーズはこうでなくちゃ、という終わり方。
(ステュは、また、とんでもない事になっていたけれど(笑))
このメンバーに、これで会えないと思うと淋しい。
DVDになったら、3本まとめて観たいな。
彼らが最初に行く街、
メキシコのティファナは、
私のような、大して冒険のできない旅行者が、
メキシコ気分を味わえる国境の町です。
私も、たった3時間ほどの滞在だったのでエラソーな事は言えないのですが、
アメリカとメキシコとでは、こんなにも雰囲気が違うものかと思ったし、
メキシコ側からアメリカ側に行く車の行列の長さは、
本当に映画のようで、この2つの国の力の差を見せつけられる光景でもありました。
一度は行ってみる価値があると思います。
以前一緒に旅行した友人も、
この映画を観たようで、
「ティファナが映った事が、とても嬉しかった」とメールが来ました。
(ストーリーと関係ない話しでごめんなさい。
こんな与太ブログでも、読んで下さる方が、
ティファナに「行ってみたい」「行ってみよう」と思って下さったら、
ちょっと楽しいのになと思いました。
行ったことがある方も沢山おられるでしょうね)。
評価 ★★★☆☆