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「ダニー・ケイの新兵さん」 [映画]

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〔1944年/アメリカ〕


医療ビルでエレベーターボーイをしているダニー・ケイ。
彼は病気ノイローゼで、
常に自分の体のどこかが悪いと信じ切っており、
医師が沢山乗り込んでくる、そのエレベーターは、
理想的な場所なのだ。


彼は看護婦のコンスタンス・ダウリングに熱烈に恋しており、
彼女も自分を好きだと信じて疑わなかった。
その為、ケイに思いを寄せている、
ダイナ・ショアの気持ちには気付かずにいる。
けれど、ダウリングは、
ケイの同居人で親友のダナ・アンドリュースと
密かに愛し合っているという、四角関係。


ある日、召集令状が届き、
ケイとアンドリュースは、出兵する事になる。
さらにダウリングとショアも、
女性兵士として、同じ船に乗る事になり、
船上は、ケイのせいで大騒ぎに・・・。





谷啓さんの芸名が、
ダニー・ケイをもじったものだとは、
以前から知っていたけれど、
ご本人を見るのは初めて。
この映画は、ダニー・ケイの映画デビュー作という事だ。


きっと、公開された当時は、
観客の皆さんは大笑いしたのだろうが、
今観ると、やっぱり古い。
古いというより、この手の笑いは見慣れすぎてしまって、
何も感じなくなっているのかもしれないな。


ダニー・ケイが、あまりに空気が読めず、
周囲の人が可哀相になってくる。
特に、ダイナ・ショア。
彼女はダニー・ケイに思いを寄せているのに、
彼がコンスタンス・ダウリングに恋するあまり、
ショアを相手に、
プロポーズの練習までしている。
それはないよね。


船上でのドタバタが続いたあと、
彼らは、ある島に辿り着くのだけれど、
そこは、日本軍の基地となっていて、
変な日本人がたくさんいる(笑)。


ダニー・ケイは、「おいでなさい」という言葉を覚えて、
日本人兵士に、何度も、
「オイデナサーイ」と言う。
兵士は、ダニー・ケイを上官と間違えて、
付いてゆくという流れ。


軍隊の上官が、
「おいでなさい」って、
初めて聞いた(笑)。
その場面はちょっと笑った。


評価 ★★★☆☆