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「愛の嵐の中で」 [映画]

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〔1978年/日本〕


パリでモダンバレエを習う桜田淳子のもとに、
1本の電話が入った。
たった1人の肉親である姉が、
崖から飛び下り自殺したというのだ。


あわてて帰国した桜田は、
姉が妊娠していたことを聞かされ、ショックを受ける。
さらに、姉のアパートに行った桜田は、
ポルシェに乗った侵入者に襲われそうになり、
姉は殺されたのだと確信する。


警察が自殺と断定している以上、
自分で真犯人を探すしかない。
桜田は、姉が5人の男にポルシェを売った事実を突き止め、
1人1人当たってゆく。


しかし、どの男も、
姉を殺したとは思えず、
行き詰まる桜田。
ところが、ある雑誌を何気なくめくった彼女の目に、
1台のポルシェと、そのナンバーが飛び込んできて・・・。





先日、亡くなったサンミュージックの、
相沢秀禎さんの葬儀で、
久しぶりにマスコミの前に現れたという、桜田淳子さん。
(この映画のエンドロールで、
 相沢秀禎さんのお名前が「企画」に載っておられた)。


その容貌に関して、
一部の芸能ニュースでは色々書かれていたけれど、
私は彼女が特別に「変」とは思わなかった。
女優としては太っているかもしれないけれど、
一般の主婦と考えれば、
あれくらいは普通だと思う。
「引退宣言」をしていないのだから、
まだ女優だと言われてしまえばそれまでだけど、
17年も芸能界から離れていたそうだから、
一般人の方が近い気がするんだけど、どうなんでしょ。


宗教云々の事は、
私も拒絶反応が起こってしまうけれど、
あまりに酷い言われ方は、
ちょっと気の毒な気がする。


・・・と、そんな事はどうでもよろしい(笑)。
この映画は、そんな桜田さんが、
おそらく10代の時に主演したサスペンス。


しっかし、よくあるのね、
この手の内容の映画(笑)。
ついこの間も、
自分の足で犯人を探し回る若尾文子さんの映画の事を
書いた気がする。
犯人候補が5人ほどいて、
手帳に書いた名前を消していくところまで同じ(笑)。


アイドル映画を茶化しても仕方ないけど、
やっぱり無理がある(笑)。
うら若き女の子が、
殺人犯を探す様子が、危なっかしくて仕方ない。


桜田さんは、アイドルから女優へ脱皮しようと
模索していたのであろうか。
シャワーシーンや、暴走族に襲われそうになるシーンなども、
果敢にこなしている。


中村敦夫や地井武男と、
あわやキス、というシーンもある(笑)。
(うまくかわして、実際にはしない。事務所NG?)


桜田さんは可愛いけれど、
なんで、こんなに力んだ感じなんだろう。
一生懸命すぎて、こちらが息苦しくなる。
アイドルの頃、よく山口百恵さんと比較されたようだけれど、
今になってDVDを見ると、
どうしても、百恵さんのほうが自然に演技していると
思わざるを得ない。
ものすごく真面目な人だったのだろうなぁ、と、
そんな気がする。


評価 ★★★☆☆

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