「スタジオはてんやわんや」 [映画]
〔1957年/日本〕
ラピュタ阿佐ヶ谷で観た。
大映のスターが総出演の、
ファンサービス用の映画らしい。
時間も短く28分。
前半は、
若尾文子さんや川口浩様や京マチ子さんの
素の喋りが見られる他、
キャッチボールをする長谷川一夫さんや、
殺陣を撮影中の市川雷蔵さんなどが
映される。
とはいえ、
カメラが回っているのは、
ご本人たちも分かっているから、
完全に素というわけではなく、
“素っぽい”というだけであろうが(笑)。
後半はスターによるかくし芸大会。
楽器を弾く浩様と川崎敬三さん、
漫才をする高松英郎さんと船越英二さん、
歌う山本富士子さん、
名前は分からないけれど、
踊る女優さんもいる。
そして、一番の見せ場は、
日本舞踊を踊る、
市川雷蔵さんと勝新太郎さん。
雷蔵さんが色っぽいのは当然として、
勝さんにはビックリ。
踊りの事はよく分からない私が見ても、
とにかく動きが美しく、大変な色気がある。
やっぱり違う。
終わってしまうのが惜しいくらい、
ずっと2人の事を見ていたかった。
評価 ★★★☆☆