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「男十九の渡り鳥」 [映画]

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〔1958年/日本〕


ラピュタ阿佐ヶ谷の現在のテーマは、
「素晴らしき哉、SHOWBIZ人生!」。

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ナイトクラブのバンドでトランペットを吹く川口浩・19歳。
10年前に父を亡くし、
母・三宅邦子と2人きりで暮らしてきたが、
母の再婚話が持ち上がり、
鬱屈した気持ちを抱えている。


横暴なバンドマスター・高松英郎とは日頃から折り合いが悪かったが、
仲間の野口啓二が高松と衝突したのをきっかけに、
一緒にバンドを辞める。


東京にいるのが嫌になった川口と野口は、
ドサ回りのダンシングチームに入り、
地方に行く事を決める。
川口に惚れている、バンドの歌手・仁木多鶴子も
一緒に行く予定だったが、
急に田舎から父が出てきたせいで、
列車に乗り遅れてしまう。


下関に流れ着いた川口一行だったが、
マネージャーに金を持ち逃げされてしまい、
地元の興行主・見明凡太朗に掛け合いにいく。
すると驚いた事に、見明の家には仁木がいた。
彼女は、無理矢理見合いをさせられ、
三明の息子と結婚させられそうなのだ。


仁木を連れ、神戸に逃げた川口と野口。
ナイトクラブの仕事を見つけ働き出すが、
仁木の居所が三明に知られてしまう。
三明に命令された、神戸のチンピラたちは、
仁木をさらおうとし、
助けようとした川口は・・・。





変なタイトルだなぁ(笑)。
何も知らずにタイトルだけ見たら、
小林旭あたりが主演だと勘違いしそうだ。


話も、正直退屈。
川口浩様が主演じゃなかったら、
もっとつまらなく感じた事だろう。
昔、映画が量産されていた頃に作られた、
やっつけな感じが伝わってくる。
こんな風に埋もれている作品は、
まだまだ沢山あるのだろうと想像する。


浩様がトランペットを吹く様子が見られるのが、
可愛くて嬉しい。
あれは吹き替えなんだろうか。
まぁ、なんでもいいや(笑)。
そのわりに、ポスターでは、
なぜかギターを持っているのよね。
ギターを弾く場面も、ないわけではないけれど。


それから彼は、喧嘩がめっちゃ強い(笑)。
神戸のチンピラと、割と互角に戦う。
トランペット吹きのどこにそんな力が、っていうくらい(笑)。
チンピラの方も、そう阿漕なマネはしないけどね。
拳銃が出てくるわけではないし。


評価 ★★★☆☆

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