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「ゴースト・ライト」 [映画]

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〔2006年/イギリス〕


ロンドンで暮らす女流作家・デミ・ムーアは、
息子と、
再婚した夫との3人暮らし。


ある日、息子に「遊ぼう」とせがまれた彼女は、
「すぐ行くわ」と言いながら、
夫に気を使い、夕食の準備を始めてしまう。
待ちくたびれた息子は、
一人、鍵の掛かった門を開け、運河脇で遊んでいるうち、
そこに落ち、亡くなる。


自分を責めるムーア。
夫ともギクシャクし始めた彼女は、
一人になる時間が必要だと、
スコットランドの海辺の村に家を借り、
そこで小説を書き始める。


ところが不思議な事が起こる。
亡くなった息子の気配を感じるのだ。
冷蔵庫に付いている、
アルファベット型のマグネットも、
息子からのメッセージが描かれていたりする。


ムーアは、岬の灯台に行ってみる。
するとそこには、
若い灯台守の男が、
一人で暮らしていた。
次第に意気投合する2人。


ところが村の人に聞くと、
灯台守の男は、ずいぶん前に死んだと言う。
彼は誰なのか・・・。





好きだったなぁ、デミ・ムーア。
意志の強そうな、あの顔もいいし、
かすれたような声も良かった。
出演作は、体や金が絡んだ、
下世話な内容のものが多かった気をするけど、
それも、私には面白かった。


・・・と、過去形にしちゃいけないね。
今だって、女優を辞めたわけじゃない。
アシュトン・カッチャーと結婚したのが、
95年だという事だから、
これは、新婚ホヤホヤの時に作られたという事か。


その後の、2人の悲しい結末は、
皆さん、ご存知の事と思うが、
あまりにも女が年上すぎる結婚は、
別れた時、
女に惨めな印象を与えてしまうという事が分かった。
本当の理由は、誰にも分からないとしても。


と、つい話が脱線してしまう。
映画よね、映画。


途中までは亡くなった息子の姿が見えたりして、
ホラーっぽい感じもするけれど、
デミを狙う人間が次第に分かってくる。
というか、
登場人物が少ないので、
「あの人しかいない」って感じ(笑)。


自分が門の鍵を掛け忘れたせいで、
息子が亡くなるって、
悔やんでも悔やみきれないだろうと察する。
しかも、約束を反故にしたのだから、余計に。


そんな時、息子の幽霊が現れたら、
怖いというより、嬉しいと思ってしまうかもしれないな。
二度を会えないと思ってた、最愛の人に会えたのだもの。


アメリカ人のデミが、
なぜかイギリス人を演じた映画。
スコットランドの海辺の村が、
なかなか雰囲気があって良い。
やっぱり私はデミが好き。


評価 ★★★☆☆

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