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「掟」 [映画]

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〔1990年/ブルキナファソ〕


アフリカの大地にある、小さな集落。
青年サガが、2年ぶりに帰ってきた。
恋人・ノグマに早く会いたい、
そんな思いで心はいっぱいだ。


ところが、ノグマは、
サガの父親と結婚させられていた。
彼は大変なショックを受けるが、
どうする事もできず、
集落のはずれで暮らす事になった。


その結婚は、ノグマにとっても本意ではなく、
彼女は、妹クルガの助けを得て、
サガと密かに逢引するようになる。
しかし、それは集落の掟を破る行為であり、
死を意味する事でもあった。


サガの処刑は、
サガの弟・クグリに任されたが、
どうしても兄を殺せないクグリは、
サガを殺したと見せかけ、逃がしてしまう。


サガは離れた集落にある叔母の家で暮らし始め、
サガが生きていると知ったノグマもそこへ行き、
夫婦としての生活を始める。


ところが、サガの母が危篤だと知った彼は、
居ても立ってもいられず、
元の集落に戻ってしまい・・・。





西アフリカの小国、ブルキナファソの映画。


これを観て、
考える事は沢山ある。
婚約者がいるのに、
その父親と結婚させられる、
そんな理不尽で、
言葉は悪いけど、気持ちの悪い事が、
普通にあるのか、
女性蔑視だ、とか。


ただ、如何せん、アフリカは遠い。
大地に藁や土を重ねただけの家に住み、
水汲みと、食べ物をらしきものをこねる事が、
一日の仕事という彼らの、
いわゆる「掟」を、私が憤慨するのは何か違う。


近代的なモラルを持ち出して、
「そんな事は変だ、良くない」と言ったって、
それが何になろう。


サガの気持ちも、
私には解せない。


最愛の母が危篤だと聞いて、
心配なのは分かるけれども、
慌てて元の集落に戻っちゃ駄目でしょ。


そんな事をしたら、
今度こそ、間違いなく殺されるばかりか、
せっかく自分を逃がしてくれた弟にまで、
迷惑が掛かってしまう。
下手したら、弟まで殺されかねない。


もうここは、
遠くから母の回復を祈るしかないと思うんだけど、
でも、それも、
私の考えであって、
彼らには彼らの、
死に対する思いがあるのかもしれない。


やっぱりアフリカは遠い。


評価 ★★★☆☆

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