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「フランケンウィニー」 [映画]

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〔2012年/アメリカ〕


10歳の少年・ヴィクターは、
科学が大好きな男の子。
彼の友達は飼い犬のスパーキーだけで、
両親は、そんな息子を心配していた。


ある日、父親から無理矢理連れ出され、
野球の試合に出場したヴィクター。
ところが、彼の打ったホームランボールを追いかけたスパーキーが
車に撥ねられ死んでしまう。


悲しみにどん底に突き落とされたヴィクター。
しかし、翌日の理科の授業で、
「たとえ死んでしまっても、体は電気に反応する」と教わった彼は、
スパーキーの墓を掘り起し、
その遺体に、雷の電流を当てる。


生き返ったスパーキー。
ヴィクターは大喜びだったが、
内緒にしていたはずの、その事を、
クラスメイトに知られてしまう。


噂は広がり、
友人たちは、次々、死んだ動物を甦らせてしまう・・・。





以前観た、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のビデオに、
おまけみたいな形で収録されていた「フランケンウィニー」。
20分くらいの短い映画で、
ティム・バートン監督のデビュー前に作られた作品という認識だけで、
正直、細かい部分の記憶は残っていない。


今回、同名映画が劇場公開されると知った時は、
あの時の短い映画が、
そのままスクリーンに乗るのだと思ったのだけれど、
それは私の勘違いで、
ちゃんと90分の作品として、
リメイクされたものだった。


短編の方との違いを比べてみたいけれど、
よく覚えていないので、それも出来ず。
近いうちに、またDVDを借りで、確認してみたいと思う。


作品の雰囲気は、とってもダーク。
ヴィクターが変わり者の男の子という設定だけれど、
観る側にしたら、
登場人物全員が変わっているし、
なんだか不気味な雰囲気(笑)。


基本、死をテーマにしているので、
ダークなのは当たり前だし、
その暗さが内容にぴったりハマっていて、
楽しめる。


偶然にも、今年の6月頃、
「フランケンシュタイン」関連の映画を続けて観て、
レビューにも書いていたので、
この映画と関連付けられて、
とても嬉しかった。
スパーキーを蘇生させる方法など、
1931年の「フランケンシュタイン」と同じ方法で。


この映画の宣伝で来日していた監督が、
テレビ出演した番組を観たのだけれど、
変わり者と言われる主人公でも、
それが個性。
個性はとても大切。
自分もディズニースタジオにいる時は、
変わり者と言われていた、と話されていた。
その言葉に、なんだかホッとしたな。


評価 ★★★☆☆