「ブラボー火星人2000」 [映画]
〔1999年/アメリカ〕
テレビプロデューサーのティム(ジェフ・ダニエルズ)は、
失敗ばかりで、ついに解雇を言い渡される。
失意の中、海岸線を車で帰る途中、
空から大きな乗り物が落ちてくるのを目撃、
それは、砂浜に落ちる。
しかし、砂に巨大な跡が残っただけで、
UFO自体の姿は消えてしまう。
ティムはその場にあったUFO型のオモチャを持ち帰るが、
実はそれこそが、
彼の目撃したUFOであり、
乗っていた火星人・マーティン(クリストファー・ロイド)は、
UFOを修理するまでの間、
ティムの家に住むことになってしまう。
しかし、UFO墜落を目撃したのはティムだけではなかった。
科学者たちは火星人探しに躍起になり、
ティムに近付く。
さらに、行く先々で騒ぎを起こすマーティン。
彼は無事に火星に帰る事ができるのか・・・。
タイトルになぜ「2000」と付いているのだろうと思い、
観終わって調べたら、
60年代のアメリカのドラマの映画化だそうだ。
日本でも大人気だったとある。
さらに、こちらはディズニー映画だ。
なのに、なぜか日本では未公開。
そのような好条件でも、
公開されない事もあるのね。
何か事情があるんだろうけど、
その基準がよく分からない。
UFOが墜落して、
宇宙人がそれを修理する間、人間の家を間借りして、
その家の住人と仲良くなって、
でも、その宇宙人を探す機関があって、
捕まってしまう・・・。
これって流れは「E.T」とほぼ同じ。
最初はこちらが真似したのかと思ったけれど、
ドラマの方が先だったのね。
本当に知らない事って沢山ある。
火星人役のクリストファー・ロイドが、
なんともコミカルで可笑しい。
きっと演じている本人も楽しいのだろうなと想像する。
彼はティムの外見に変身して、
訪ねてきたティムの友人・ダリル・ハンナにキスしたり、
やりたい放題。
ハンナはすっかりその気になってしまうという流れ。
ディズニーだから、きわどいシーンはないけれど、
どんなに子供向けでも、
恋愛要素を組み入れる外国映画は、
日本の子供向け映画とはやっぱり違うと、いつも思う。
向こうの子どもたちはそうやって自然に、
恋愛テクニックを学んでゆくのね。
冒頭の、火星のシーンに鳥肌が立つようなロマンを感じた。
日本人と火星人の能力の違いが、
めっちゃ上手く表されてる、凄い場面だった。
評価 ★★★☆☆