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「007 スカイフォール」 [映画]

007skyfall.jpg
〔2012年/イギリス〕


イギリスの諜報機関MI6のエージェント・
ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、
トルコのイスタンブールで、
極秘データを盗んだ敵を追い詰める。


列車の上で揉み合いになった所で、
M(ジュディ・デンチ)の命令により、
もう一人のエージェント・イヴ(ナオミ・ハリス)が敵を狙撃するも、
弾はボンドに当たってしまう。
彼は、そのまま川に落ち、
死亡した事にされる。


そんな中、今度は、
MI6の本部が爆破される。
幸いMは建物内部にはいなかったが、
それは彼女の目前で起こった。
犯人は爆破の瞬間をMに見せつけるという
目的があるようだった。


Mが失意のどん底にいる時、
ボンドが姿を現した。
彼は死んでいなかったのだ。
そして、一連の事件の犯人が分かった。
それは、かつてMI6のエージェントで、
Mに恨みを持つシルヴァ(ハビエル・バルデム)だった。


シルヴァは捕らえられるが、
一筋縄でいく相手ではない。
彼と対決する事になったボンドは・・・。





シリーズ23作目。
007シリーズが誕生して、50周年記念作という事で、
かなり力が入っている事が分かる。


やっぱりダニエル・クレイグのボンドはいい。
感情が読み取りにくい、あの瞳が好き。
今回はボンドの生家が出てきたり、
生い立ちを匂わす場面もある。


今までジェームズ・ボンドを、
人間として考えた事がなかったので、
そっか、そういう事かと、
ちょっと感激。
冷たかった男の意外な過去が分かって惚れ直したみたいな(笑)、
そんな気持ち。


ジュディ・デンチも素敵。
御年77歳か。
凛としていて、厳しい表情と、
瞬時の判断力・決断力には敬服する。
それが結果的に失敗だったとしても。
劇中での年齢設定は分からないけれど、
決して若くはない彼女が、
イギリスの諜報機関の長を務めるなんて、
どれだけ能力があるんだろう。


で、やっぱり本作で一番重要なハビエル・バルデム。
登場までに結構時間がかかって、
アクションに夢中になっていた私は、
彼の出てくることを、すっかり忘れていたのだけれど、
出てきたときは、おぉ!って感じだった。


髪を金髪に染めていて、
今までのイメージとはまるで違う。
ただ、彼の変態っぽい役は、
他の映画でも結構観てきたから、
それほどの違和感はなく、
「慣れてます」って感じだったけど(笑)。


詳しくは書けないけれど、
とにかく、全てがリセットされて、
次回作へと引き継がれた印象。
ラスト近くになると、
それがハッキリ分かって、
また次が観たくてたまらなくなる。
上手い商売だわ(笑)。


評価 ★★★★☆

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