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「ボーン・レガシー」 [映画]

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〔2012年/アメリカ〕


記憶を失った暗殺者・ジェイソン・ボーンは、
CIAにとって危険極まりない存在だ。
最強の暗殺者を作り出す、
レッドストーン計画が白日の下に晒されるおそれがあるのだ。


国家調査研究所のリック・バイヤー(エドワード・ノートン)は、
全ての証拠を隠滅するため、
プログラムの抹消を命じる。


その頃、ボーンと同じくらいの能力保持者、
アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)は、
アラスカの雪山で訓練を積んでいた。
しかし、バイヤーの計画により
命を狙われている事に気付いたクロスは、
巧みに姿をくらます。


クロスが服用を義務付けられている薬を作る研究所で、
1人の職員が突然銃を乱射。
殆どの同僚が死ぬが、
マルタ・シェアリング博士(レイチェル・ワイズ)だけが、
かろうじて助かる。


博士は危険を感じ、田舎に身を隠すが、
CIAは容赦なく、彼女を探し出し、殺害しようとする。
そんな博士を助けたクロスは、
薬を求めて、
博士とマニラに飛ぶが・・・。





見所はいくつかある。
一番すごいのは、
マニラでのカーチェイス。
フィリピンで、あそこまでのカーチェイスシーンを
観た事があるかと、記憶を辿ってみたけれど、
思い出せない。
おそらくは、私が観たのは初めてな気がする。


どこまでも、どこまでも追いかけられる、
ジェレミー・レナーとレイチェル・ワイズ。
車で渋滞する道を、
どうやって撮影したんだろうと思うくらいのスピードで
駆け抜ける様子に見入ってしまう。


もう一つは、
レイチェル・ワイズの同僚が、
職場で突然、銃を乱射する場面。
もちろん、私はそういった場に居合わせた事はないけれど、
そうなった場合、
撃たれていなくても、
横になって、死んだフリをしていては駄目なんだろうか。


逃げようとするから目立つのであって、
相手が無差別に銃を撃っているのなら、
もう、誰に当たったとか、分からない気がするんだけど。
・・・って、もし実際、そんな場面に遭遇したら、
パニックになって、そんな冷静な判断は不可能なのでしょうね。


ジェレミー・レナーが雪山で狼に囲まれるシーンも
興味深かった。
さすがCIAの暗殺者。
どんな場面でも、知恵を働かせて、
全てを利用する。
狼もうかうかしていられない(笑)。


そんな内容だけに、
ジェレミー・レナーがちょっと地味なのが残念(笑)。
映画の主役って、顔立ちは関係ないのね。
マット・デイモンなんか、決してハンサムではないけれど、
主役って感じがするし。
それとも、様々な役を演じるうちに、
主役の貫禄をつけてゆくものなのだろうか。


評価 ★★★☆☆

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