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「Virginia ヴァージニア」 [映画]

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〔2012年/アメリカ〕


サイン会のため、田舎町を訪れた作家・ホール・ボルティモア(ヴァル・キルマー)。
その街では、7面ある時計台が象徴としてあったが、
全ての盤は違う時間を指していた。


街では数日前、
胸に杭を打ち込まれ死んだ少女の遺体が発見されたばかり。
ボルティモアは、保安官ボビー・ラグレインジ(ブルース・ダーン)から、
この事件について、共著で本を出さないかと持ち掛けられるが、
気乗りしない。


街外れに、
エドガー・アラン・ポーも宿泊した事のあるというホテルがあると知り、
ボルティモアはそこを訪ねる。
ホテルは既に廃屋になっていたが、
彼は、その夜、不思議な夢を見る。


Vと名乗る少女とホテル近くまで行き、
彼一人で中に入ると、
経営者が、地下には12人の子供が埋められていると言うのだ。
さらに彼は、ポーに導かれ、
事件の真相に近付いてゆく・・・。





フランシス・フォード・コッポラ監督の
ゴシックホラーという事で、楽しみにしていたけれど、
私にはちょっと退屈だった。


子役の中ではダントツに美しいと思う、
エル・ファニングが、何やら怪しげな役をするというので、
それが一番の期待だったけれど、
彼女の登場シーンは、思っていたより少ない。
ちょっとガッカリ。


それから、
太ってきたなとは思っていたけれど、
ヴァル・キルマーの肥えっぷりには、ビックリ。
かつてはバットマンまで演じた彼を思うと、
まるで別人。


いや、私は別に太っている人が悪いとは決して思っていない。
どんな体型だって、
その人がいい人ならそれでいい。
ただ、この映画に出るには、ちょっとどうなのよ、って感じで(笑)。
彼の持つ、俗人な感じと、
ファニングの持つ浮遊感の対比させたかったのでしょうか。





劇場に行って、
「テイク・ディス・ワルツ」と本作をハシゴすべく、
チケットを買ったら、
なんと、
「2本観られる方は、合計で2,000円になります」と言われた。
凄い! 
1,600円も得してしまったよ(笑)。


私は、てっきり、その劇場でハシゴをした人は、
どんな映画でも2,000円になるのだと思ったのだけれど、
家に帰って、ネットを見たら、
この2本限定で、
そういうキャンペーンをしているそうだ。
生きていると、
たまーにだけど、そういった僥倖にめぐりあう事がある。
そんな小さな事でも、
なんだか一日、とても嬉しい気持ちで過ごせる。


評価 ★★★☆☆

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