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「夜の闘魚」 [映画]

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〔1959年/日本〕


神保町シアターの現在のテーマが、
「川口家の人々」と知った瞬間、
「えーーーっ!!」と声を上げてしまった。

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以前にも書いたけれど、
古い邦画を観るようになって以来、
私は川口浩様が大好き。
↓ (どうでもいい情報ですが、私がどれだけ浩様が好きかについてです(笑))
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2011-04-30


神保町の商店街の各お店には、このポスターが貼られていて、
まるで浩様が生きているみたいで、嬉しかった。





ナイトクラブの雇われマダム・山本富士子は、
射撃場で、アルバイトの芸大生・川口浩と知り合い、
互いに惹かれ合う。


川口の姉・京マチ子は、ショーダンサーをしながら、
川口の学費を捻出していた。
京にとって川口は生き甲斐であり、希望でもあった。


京が働くクラブというのが、
偶然にも山本の店であり、
京は2人が付き合っている事を知り、
強硬に交際を反対する。


川口の祖母・北林谷栄の危篤の報せを受けた川口は、
実家に帰るが、
そこへ山本が尋ねて来て、
2人の仲は決定的になる。


以来、山本は川口と安アパートで同棲し、
クラブに来なくなった。
クラブのオーナー・船越英二は困り果て、
京に、2人のアパートに行くように命令する。
川口と山本の運命は・・・。





タイトルから、ハードボイルドな内容なのかと思っていたが、
コテコテのメロドラマだった(笑)。


浩様と山本富士子の恋愛より、
2人のアパートを訪ねた京マチ子と山本の会話が、
女優対決といった風で楽しめる。


ただ、京は姉なので、
1人の男を取り合う2人女、といったドロドロ感はない。
京が弟離れすればいいだけの事だものね。


童顔の浩様の相手が山本富士子というのが、
どうにもアンバランスで(笑)。
実際にも浩様の方が5歳年下だけど。


北林谷栄が素晴らしい。
危篤だというの真赤な嘘で、
孫に会いたいから、電報を打ったというのだけれど、
その一言一言に、劇場は大爆笑。
本当は北林さんって、
浩様とは25歳しか違わないのに、
おばあさん役がハマりすぎている。
凄い女優さんだ。


浩様と山本のキスシーンが何度もある。
羨ましいわ(笑)。
(適当な写真が無かったので、別の映画の写真を載せました)


評価 ★★★☆☆