SSブログ

「ゴルゴ13」 [映画]

golgo13.jpg
〔1973年/日本〕


イランで美しい女性ばかりが失踪するという事件が起こり、
秘密警察が事件解決の為、
ホテルの一室に集まり協議する。


犯人は、アラブ人実業家のマックス・ボアだと分かっており、
何度も捜査員を送り込んでいるのだが、
皆、拷問の末、殺害されてしまい、
警察は怒りに燃えていた。


ついに幹部たちは、殺し屋・ゴルゴ13(高倉健)に、
ボア殺害を依頼する。
イランに飛んだゴルゴは、
ボアの身辺を探るが、
ボアには多数の影武者がして、
どれが本物なのかもよく分からない。


また、妻を誘拐された現地の刑事が、
ゴルゴをボアの一味と勘違いし、
ゴルゴは追われる身となってしまう。
果たして、ボア殺害は成功するのか・・・。





「ゴルゴ13」は、もちろん何編か読んだ事はあるが、
まとめ読みをした事はない。
1巻から読んでいったら面白いだろうなと思う事もあるけれど、
実行する予定は、今の所ない。


で、この映画。
ゴルゴが全然強くなくて、観ていて困っちゃう(笑)。
寡黙で、めっちゃスカしてるんだけど、
物凄く無防備な所もあって、
背中を銃で狙われる場面さえある。


秘密警察の女性秘書が、
ゴルゴに「プレゼント」として差し出されるんだけど、
一夜を共にした彼女は、
ゴルゴにすっかり参ってしまって、
その後、助けてるんだか、足手纏いなんだか分からない存在として、
活躍する(笑)。
ゴルゴも満更でもない様子で、
情が湧いちゃったりしてる。


せっかくのゴルゴの映画化なんだから、
もっと鮮やかな手さばきが観たかったな。
いかにも70年代な邦画。
今作ったら、もう少し面白いものができるかもしれない。


全編オール中東ロケで、
日本人は高倉健のみ。
しかしセリフは全員日本語で、
字幕を読む手間が省けるように出来ている。
気楽といえば気楽。


以前にもDVDで、千葉真一の「ゴルゴ13 九龍の首」という
映画を観た事がある。
ストーリーは千葉版の方がずっとマシだが、
その髪型に笑った。


評価 ★★☆☆☆

nice!(15)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画