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「ハリウッド式 恋のから騒ぎ」 [映画]

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〔2008年/アメリカ〕


ウィリアム・H・メイシーは、昔は鳴らした映画プロデューサーだったが、
今は落ちぶれ、どん底の日々。

死んでしまおうと思っていた所に、
甥が脚本を持って訪ねてくる。
それを映画化し、起死回生を狙うが、
事はそう上手くはいかない。


彼は、辣腕プロデューサー、メグ・ライアンと組み、
南アフリカでロケをする事となるが、
ユダヤ人が主人公だというのに、
その役に黒人のアクションスターを据えるなど、
もう、めちゃくちゃ。
(ユダヤ教に改宗したという事だが)
さらに、その主演俳優が誘拐されてしまう。


そんな状況だというのに、
メイシーとメグちゃんは愛し合うようになる。
メグちゃんには婚約者がいるってのに・・・。





カンボジアでのメグちゃん遭遇事件の衝撃が、
いまだに私の頭から離れず、
あの嬉しい気持ちを、時々頭の中の引き出しから取り出しては、
飴玉のように心で転がしては楽しんでいる日々である。


そんな興奮も冷めないうちに、
何かメグちゃんの映画を、と思ったのだが、
「イン・ザ・カット」までの作品は殆ど観尽くしているので、
仕方なく、というわけではないが、本作を観てみた。


でもでも、
正直、つまらなかった(笑)。
メグちゃんの早口のセリフまわしは健在なのだけれど、
なんだかドタバタドタバタしていて、
全てのエピソードが空回りしている。


ウィリアム・H・メイシーも嫌いじゃないけど、
メグちゃんとはちょっとカラーが違うというか、
2人の質感が合わない。


しかも、2人のラブシーンが最悪で。
コメディでも、
せめてそういった場面はロマンティックに撮ってほしいのに、
なんなんだ?あれは。
初めて結ばれたって2人があんな・・・。
美しくないし、ふざけすぎ。
日本未公開なのも分かる気がする(笑)。


殆ど観ているとは言っても、
「キスへのプレリュード」や「恋の闇 愛の光」など、
未見の作品がまだ数本は残っているので、
そのうち、それら昔の作品を観てみます。


評価 ★★☆☆☆

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