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「ブロンディー 女銀行強盗」 [映画]

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〔1993年/アメリカ〕


キム・ベイシンガーは、
最新のコンピュータシステムも易々と解読し、
どんなに堅牢な金庫も開けてしまう、
天才的な銀行強盗。


しかし彼女は、仲間であるテレンス・スタンプの裏切りに遭い、
6年間の刑務所暮らしを余儀なくされる。


刑期が満了し、彼女は娑婆に出てくるが、
一番の気懸りは、逮捕時3歳だった息子の事だ。
彼女はすぐに、元夫に連絡するが、
夫は新しい家庭を築いており、
息子は、実母は死んだと聞かされている事を知る。


ベイシンガーは、あるきっかけでヴァル・キルマーと知り合うが、
彼こそは、スタンプの甥であり、
キルマーはスタンプに、ベイシンガーが出所した事を告げる。


スタンプは、ベイシンガーに、
もう一度銀行の金を盗もうと提案。
ベイシンガーが拒否すると、
彼女の息子を誘拐し、手を組まないと息子を殺すと脅す。


ここからベイシンガーの、
超人的な、金庫破りの仕事が始まる・・・。





前半は、
キム・ベイシンガーが出所してから、
元の夫に会ったり、堅気の仕事を探したりと、
ダラダラしており、ちょっと飽きる。


しかし、彼女が強盗を決心してから、
俄然、面白くなってくる。
なにせ、彼女は天才金庫破り。
まず、銀行への下見の段階から見入ってしまう。


普段は金髪の彼女が、
黒髪のストレートヘアのカツラをかぶり、
ミニスカートで男の行員の前に座ると、
それだけで行員はもう、デレデレで、
彼女を微塵も疑いはしない。
実際、女の私でも見惚れるほど綺麗。


本番当日の夜も、意外とハラハラできる。
ここで、ベイシンガーは、
仲間の男たち誰よりも頭が良く、カッコいい。
男たちは、彼女の言う事を聞くしかないし、
しかも、意外な展開がある。


気楽に楽しめる一本。
ベイシンガーが息子と再会する場面は、結構グッとくる。
息子は彼女を「おばさん」と呼ぶが、
彼女は涙をこらえ、言葉も出ない。
親子ものには弱い私(笑)。


評価 ★★★☆☆

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