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「我が家の楽園」 [映画]

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〔1938年/アメリカ〕


ライオネル・バリモアは35年前、あくせく働くのをやめ、
好きな事だけして生きていこうと決めた老人。
現在は自宅で、家族や気の合った仲間と、
楽しく暮らしている。


同居人たちは個性派揃い。
娘、スプリング・バイントンは作家気取りで、
一日中タイプライターの前に座り、
バイントンの夫は、爆竹を作るのが趣味。
孫娘、アン・ミラーは、バレエダンサー志望で、
常にチュチュを着て、レッスンに余念がなく、
ミラーの夫は、踊りに合わせて楽器を弾いている。


他にも、変なロシア人、玩具作りが趣味の男、
黒人の家政婦などなど、
奇妙な連中で、家の中はいつも賑やか。


一家の中で一人まともなミラーの妹、ジーン・アーサーは、
ある大企業に勤めていたが、
社長エドワード・アーノルドの
御曹司、ジェームズ・スチュワートと愛し合うようになる。
ところが、アーノルドの会社が、
バリモアの家の場所に工場を建てるべく、
立ち退きを要求してきた事から、
話がややこしくなってゆく・・・。





ジェームズ・スチュワートが、
結婚に反対する両親に、
ジーン・アーサーの本当の姿を見てもらおうと、
彼女の家に突然連れてゆく場面に大笑い。
ドアをあけた、その家の中は、
上記に書いた通り、めちゃくちゃな人が入り乱れ、
両親は卒倒しかける(笑)。


しかも、そこへ、同居人の微罪で警察が現れ、
さらに爆竹が暴発して、凄い騒ぎになったものだから、
その場にいた全員が逮捕されてしまう(笑)。


大実業家のエドワード・アーノルドが、
留置場に入れられた事に、記者たちは大騒ぎで、
新聞に書き立てる始末。
そりゃ、そうだよね、
マスコミのスキャンダル好きは、今も昔も変わりはしない。
結局、それがきっかけで、大団円になるんだけどね。


金持ち=友達がいない
貧乏人=友達が多い
という図式は、ちょっと違うと思うけど、
お気楽でハートウォーミングなコメディ。
監督はフランク・キャプラ。
第11回アカデミー賞受賞作品。


評価 ★★★☆☆

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