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「東京公園」 [映画]

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〔2011年/日本〕


三浦春馬は、カメラマン志望の大学4年生。
家族写真が自分のテーマだ。


ある日、公園でベビーカーを押した女性、井川遥の写真を撮っていた所、
見知らぬ男、高橋洋から、「何をしているんだ」と怒られる。
学生証や名刺を出し、
自分の状況を説明した所、
数日後、高橋から電話があり、再度会う。


高橋は、三浦にバイトをしないかと持ち掛ける。
「この間、君が写真を撮っていた井川遥は
いつも子どもを連れて、都内の公園巡りをしている。
その後を尾行して、彼女の様子をカメラのおさめてほしい」と。
高額の報酬を提示された三浦は、
その話を引き受ける。


三浦は同居している親友、染谷将太からデジカメを借りる。
また、バイト先のカフェで、
染谷の元カノ、榮倉奈々の悩みを聞いたり、
親同士が再婚した為、姉弟となった小西真奈美と話したり、
ゲイのマスター宇梶剛士に相談に乗ってもらったりと、
日々はそれなりに充実している。


三浦は、高橋から最初の尾行依頼のメールをもらう。
早速デジカメを持って出掛け、
井川の写真を撮る。
その後、何度も尾行をするが、
井川は特に変わった様子はなく、
子どもと散歩を楽しんでいるだけだ。


そんなある日、母親が倒れたとの連絡があり、
小西と三浦は、病院に駆けつける。
母が落ち着き、東京に戻ってくると、
榮倉が、「小西とは何もなかったのか、
彼女は絶対三浦が好きだ」と言う。


三浦は、9歳も年上の小西にそんな感情があるとは思えず、
小西のマンションを訪ねるのだが・・・。





登場人物が多い割りに、
話に引っかかりがなく、心に残るものがない。


榮倉奈々も小西真奈美も、
なんだか張り切ったような喋り方で、
テンポは悪くないが、
もう少し普通でいいんじゃない、と思う。


それから、始まって割りとすぐに、
「え???」と一瞬、頭が混乱する場面がある。
落ち着いてくると、「あ、そういう事」と納得するのだが、
ちょっと驚く。


9歳の年齢差がある義理の姉と弟が、
ややこしい事になったら、
次に会う時、気まずいんじゃないかなー、
親はどう思うんだろう、なんて、
余計な心配をしてしまった。


高橋洋が、ラスト近くで、
突然、三浦春馬を怒鳴りつける場面があって、
物凄く嫌な感じがした。
そこまで大声出すような事かよ、って。
あんた、金払ってるとはいえ、
三浦は一生懸命やってくれじゃん、
感謝しなよって思ったよ。


井川がなぜ公園巡りをしているのか、
その理由はも結局分からずじまい。
この映画は何が言いたかったのだろう。


宇梶剛士のオカマ、というのはとても良かった。
でかい体に綺麗なドレス。
なんだか逆に可愛かった。


評価 ★★★☆☆

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