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「ベスト・キッド2」 [映画]

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〔1986年/アメリカ〕  


1作目での空手の試合から半年後、
ラルフ・マッチオと、師匠ノリユキ・パット・モリタの所へ
モリタの父親が危篤だと連絡が入り、
急遽、二人は沖縄へ向かう事になった。


モリタの父親は、かつてモリタに空手を教えた師匠でもあり、
また、モリタの親友サトーも、一緒に空手を習った仲だった。
しかし、モリタとサトーは、一人の女性ユキエを巡って対立し、
モリタが争いを避け、アメリカに渡ったという過去があった。


サトーはその時の事で恥をかかされたと、
今でも恨みに思っており、
手下のユージ・オクモトを使い、
モリタとマッチオへの嫌がらせを始める。


モリタの父は、臨終のきわに、モリタとサトーの和解を求めながら
死んでゆくが、
しかし、それでサトーの心が解けたわけではなく、
対立は激化するばかりだった。


その一方でマッチオは、ユキエの姪のタムリン・トミタと恋に落ち、
デートを重ねるようになる。


そんなある日、大きな嵐が沖縄を襲った。
人々は避難するが、
サトーは倒壊した家の下敷きとなり動けずにいた。
それを助けるモリタとマッチオ。


さらに、逃げ遅れた幼い少女を命がけで助けるマッチオを見たサトーは、
救出を拒否したオクモトを見て、
自分の指導が間違っていた事を知り、オクモトに破門を言い渡す。


村には平和が訪れたが、
それで終わるオクモトではなく、
盆踊り大会の晩、マッチオとオクモトの対戦が始まる・・・。





いやはや、このような展開になるとは。
予備知識ゼロで見始めたので、
まさか舞台が沖縄に移ろうとは想像もしていなかった(笑)。
てっきり、一作目で敵役だったウィリアム・ザブカとマッチオが
もう一度戦うのだとばかり思っていたから。


一作目の脇役は殆ど出てこず、
出演者たちは総入れ替え。
そして、前作同様、ラスト以外で空手の実戦場面が全く無いのが
笑える。
たった一箇所、でんでん太鼓の原理を利用して、
相手を倒せとマッチオに教えるモリタだけど、
でんでん太鼓て(笑)。


ほぼ全編、サトー一味の嫌がらせと、
マッチオとタムリン・トミタとのデートの場面が続く。
それに沖縄のイメージが物凄く悪くなりそうな作り。
何も知らない外国の人がこれを観て、
これが沖縄だと思い込まれたら嫌だな(笑)。
まぁ、勧善懲悪なのが気持ち良かったけど。


この先まだ、3作4作と続くこの映画。
こうなったら、絶対全部観てやるぞ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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