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「ミーン・ストリート」 [映画]

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〔1973年/アメリカ〕


ニューヨーク、イタリア人街。
ハーヴェイ・カイテルは、
街のボスである叔父、チェザーレ・ダノヴァが経営する
会社を手伝ってはいたが、
実情は、ブラブラしているだけの日々であった。


カイテルには、いつもつるんでいる親友、
ロバート・デ・ニーロがいたが、
金にだらしがないデ・ニーロは、
高利貸しのリチャード・ロマナスに、
常に借金返済の催促をされており、
ダノヴァは、
カイテルがデ・ニーロと付き合う事を
苦々しく思っていた。


ある日、ダノヴァは、
自分のイタリアンレストランを
カイテルに譲ると告げるが、
それには、デ・ニーロと手を切る事が必須条件であり、
カイテルは苦悩する。


デ・ニーロと中々縁の切れないカイテルは、
借金がたまった彼の為に、
金を用立てる。
しかし、その金さえ、他人に酒を奢ってしまい、
使い果たしてしまったデ・ニーロに、
カイテルは・・・。





ハーヴェイ・カイテルにしても、
ロバート・デ・ニーロにしても、
とにかく若い。
そして青い。


これはマーティン・スコセッシ監督が
「タクシー・ドライバー」の3年前に撮った映画であり、
まだ荒削りというか、
そこまでの深みは無い。


しかし、デ・ニーロのキレた演技は、
この頃からだったんだなぁ、と思うと、
ちょっと感慨がある。
これが「タクシー~」に繋がるのか、と。


デ・ニーロみたいな奴とは関わり合いにはなりたくないなぁ、
というのが私の本音。
なんであんなに自堕落なんだ。


評価 ★★☆☆☆

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